Brasserie Le Plaisir

雑居ビルの４Fとういこともあって若干迷いましたが定刻に入店し、着席して店内を見渡すと本当に小さな店で２名テーブル席が４席、カウンターが３席の合計１１席程度のお店です。前情報通りの気難しくストイックな印象のシェフがお一人で切り盛りされているようで、一人でのオペレーションではこの席数が限界なんだろうとお見受けしました。

それにしても、雑居ビル上階、少ない席数等、まさに隠れ家レストランの典型的なスタイルのお店です。

さて、お料理ですがなんとなんと、ランチコースは３品＋デザート＆珈琲（紅茶）をいれて２５００円(要事前予約）なんです。

まずは、お昼ですがビールを頼んで乾杯からスタートです。ちなみにビールはボトルのハートランドしか無いようです。

一品目は生ハムサラダです。
野菜がやたらとしゃきしゃきとして甘いのでシェフに聞くと毎朝、神戸の農家に直接仕入れに行っていとのことです。
なるほど〜〜。しかも無農薬野菜だそうです。
ドレッシングはオーソドックスなあっさりしたオイル系のものです。素材が立っていてとても美味しいです。

続いて、舌平目のプリエです。
ソースが濃厚なんですがあっさりした白身の魚の旨味があふれ出してきます。これもたまりません。
もちろんあしらえのホウレンソウやエリンギもいい味しています。

そしてメインの牛頬肉の赤ワイン煮込み。
これはもう絶品です。やわらかくてホークでもさせないほどほろろで、酸味のある赤ワインソースとよく絡んで口の中で何とも言えない香りとうまみが広がります。今までで食べた記憶にあるフレンチの肉のメイン料理で一番おいしいかも？

そして、まん丸のパンは自家製だそうで朝一、シェフが焼き上げるらしいのですが、外がカリッとして中がふわっとして、たまらなく美味しいんです。

デザートのリンゴのタルトとアイスもさっぱりとした甘さと酸味が大人向けのデザートであることがよくわかります。