カーブの多い山道を進むにつれて、街の音が薄れていきます。
やがて木々の間に、ぺんしょん遊山がそっとたたずんでいるのが見えてきます。建物は自然の中に溶け込むようで、扉を開けると木の香りとあたたかな笑顔が迎えてくれます。
部屋は飾りすぎず、窓の外の緑が主役です。夕食には地元の食材を丁寧に仕上げた料理が並び、一品ごとに山の恵みを感じました。
夜は星が静かに光り、朝は鳥の声と冷たい高原の空気で目が覚めます。ここでは時間がいつもよりゆっくりと流れます。
観光というより、心を深呼吸させるために訪れる場所だと感じました。