「相手の気持ち、感情が気になりすぎる…」,、「大きな音の映画館はとても苦手…」
人一倍、感覚や神経が敏感なあなたは、
「神経質すぎて弱い性格なのか?」
「精神的におかしい?」
「いわゆるうつの症状なのか?」
などと思い悩んでいるのではないでしょうか。
アメリカのアーロン博士は20年ほど前に、
人一倍敏感な人は「持って生まれ先天性のもの、
その人固有の遺伝的性質であり、才能である」として
HSP (Highly Sensitive Person)と名付けました。
HSPは次の4つの特性にすべて当てはまる場合としています。
①「深く処理する」
②「過剰に刺激を受けやすい」
③「全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い」
④「ささいな刺激を察知する」
調査によると全体の20%が当てはまり、22%がグレーゾーンの人なので、
合わせた42%、つまり全体の半数近くがHSPかその傾向のある人ということになります。
けっこう多数派です。
HSPや発達障害などの神経の敏感さの原因は
赤ちゃんの頃の脳の過成長と言われています。
脳の中の神経結合(シナプス)が普通は発達過程において
必要なシナプスだけが残され、不要なシナプスは除去されていくことで
機能的な神経回路が完成していきます。
この過程は「シナプスの刈り込み」と言われているそうです。
HSPの場合はそれが刈り取られずに残っていて、
神経過敏として表われてしまう。
だからその人たちの脳はシナプスが多く存在していて
通常よりも重いことが分かっています。(アーロン博士)
一見、不要なものに思われるシナプスは深遠な生命の営みの中で
あなたに必要だから残っているはずです。
社会に適応していくために不要だったシナプスでも、
逆にその社会を変えていく、新しい社会にはとても必要なものなのかもしれません。
それを持ったままこの社会に生まれ育った…まさにチャレンジャーですよね。
皆さんは新しい社会の担い手にちがいありません。
あなたの感じている「生きづらさ」をプラスに変えて生きましょう。
ビーイングケアメソッドに一度ご相談ください。
