不安症や情緒不安定になるのは“幸せホルモン”のセロトニンの不足が原因といわれていますよね。
セロトニン不足に陥るのは先天的にはそれぞれが持っているセロトニントランスポーター遺伝子の種類に違いがあるとのこと。
セロトニントランスポーター遺伝子とは、セロトニンの輸送に関わる遺伝子のことであり、セロトニンの運搬効率の良い悪いの種類があるらしいです。
発達障害やHSPの人はその遺伝子のために先天的にセロトニンシステムの機能が弱いのですが、そのことは逆に情緒深い、感覚の鋭敏な状態を生み出していると言えます。
そこに食べ物で糖質が入ってくるとセロトニンシステムの機能不全を促進してしまい、後天的にセロトニン不足をどんどん促すことになるようです。
またグルテン(小麦)はそれに含まれるグルテニンとグリアジンというたんぱく質が腸内に入ると、特に日本人の体質の場合、カンジタ菌などの悪玉菌が増殖し、善玉菌が大幅に減少、それにより腸内で生産されるセロトニンの量が減って情緒不安定が加速し、
また2つのタンパク質は未消化のたんぱく質になりやすく、脳に到達すると神経伝達が乱れ、ボーとなったりします。
先天的に情緒が不安定になりやすい身体のシステムに、セロトニン不足を助長するような食べ物を入れれば、どうなるかは明らかですよね。
セントジョンズワートなどのハーブに含まれるヒぺリシンやトリメチルグリシンなどの栄養素はセロトニンシステムに効くようです。
食べ物に気を付けることで可塑性が高いと言われている脳のホルモン分泌システムの再構築ができて不安症などが少し楽になれば良いですよね。