不用品回収業者やゴミ屋敷清掃に興味がある方の中には、「現場ってどんな雰囲気？」「実際の作業場はどうなっているの？」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、ルポライターの國友公司さんが、大阪市の不用品回収業者「イーブイ」の本社倉庫に潜入し、業務の裏側を取材した動画の内容をご紹介します。
現場で使われる道具や、回収品のゆくえ、そして社会貢献につながる取り組みまで、イーブイが行う“ただの片付けにとどまらない”多角的な活動が明らかになっています。
さっそく、動画の見どころをみていきましょう。
ゴミ屋敷清掃で使われる道具や資材を保管する倉庫
動画の前半では、イーブイの本社倉庫内部が紹介されています。天井が高く、大型トラックも入れる広さの中には、清掃で使う資材や再利用品が整然と並べられていました。
軍手、雑巾、害虫駆除スプレーなど、現場で実際に使用される道具の多くは、回収した品の中から使えるものを選び、再利用されているそうです。また、家具の運搬時に使う保護資材や、電化製品を吊り上げるクレーンなども完備され、都市部での効率的な作業が行えるよう工夫されています。
リユース・リサイクルの仕組みが整った作業エリア
倉庫内には、用途に応じたエリアが複数設けられており、それぞれに役割があります。
国内で再販可能な家具や家電は、仏市場（競り市場）を通じてリサイクルショップへ。再販できない日用品や雑貨は、海外の支援先に輸送され、資源として活用されています。こうした活動は、ゴミの最終処分量を抑え、依頼者の費用負担を軽減することにもつながっているとのことです。
Yahoo!オークションや寄付で広がる支援の輪
動画の後半では、小型家電やゲーム機、古本などを集めたYahoo!オークション用エリアも紹介されています。単体では価値が低くても、まとめて販売することで収益化され、再利用の場が広がっている様子が伺えました。
また、小型家電などは女性支援団体へ無償提供されることもあり、社会福祉につながる動きとして注目されています。
清掃業にとどまらない企業の工夫と姿勢
事務所スペースでは、自社開発の洗剤「シャルクリーン」や、実際に清掃業務に役立つ商品、社員の作業環境なども紹介されました。さらに、回収された硬貨や切手を年末に活用する取り組みなどもあり、片付けを通してモノに“最後の役割”を与えるという姿勢が感じられます。
清掃業といえども単なる処分だけではなく、「資源化・支援・工夫」の3つを軸に多方面に貢献していることが、この動画から伝わってきます。
まとめ
今回は、不用品回収業者イーブイの本社倉庫に國友公司さんが潜入取材した動画の内容をもとに、現場の裏側や活動内容をご紹介しました。
・倉庫内に整備された回収・保管・再販の体制
・国内外へのリユース・寄付活動
・社員の作業効率や安全を考慮した設備の工夫
・「もったいない」を活かす工夫と支援への還元
こうした取り組みは、不用品回収のその先にある「価値の再生」を実現するものです。片付けや整理をご検討の方は、こうした信頼できる業者へ相談してみるのも一つの方法といえるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=4F3cu4QYzoM
月400軒を片付けるゴミ屋敷清掃業者の内部に潜入【コラボ×イーブイ片付けチャンネル】
チャンネル： 進め! ルポライター國友公司
