肩こりや腰痛と聞くと、「筋肉が固まっているから」「ほぐせば楽になる」と考える方も多いかもしれません。
確かに筋肉のコリも要因のひとつですが、実はそれだけではありません。
【鍵は“筋膜のすべり”】
筋肉を包む「筋膜」という薄い膜は、全身をネットワークのようにつなぎ、体の動きを助けています。
本来、筋肉同士は筋膜によってスムーズにすべり合うことで、なめらかに動けるのです。
しかし、服の下に着たシャツが体にまとわりつくと動きにくいように、筋膜のすべりが悪くなると筋肉が引っかかったようになり、動きがぎこちなくなります。
この状態が続くと、やがてコリや不快感の原因になることがあります。