口コミ
御殿場の閑静な街角に、46年の歴史を持つ老舗食堂がある。三島から車を走らせると、岩波の先、神山にその店は現れる。駐車場は広々としており、車を停めやすいのが嬉しい。
店内に足を踏み入れると、その広さにまず驚かされる。カウンター席、テーブル席、お座敷と、多様な座席が用意されており、どこか懐かしい空気が流れている。
注目すべきは、店内のいたるところに掲示されている「携帯電話の使用について」の注意書き。しかし、そんな静かな雰囲気をより和やかにしているのは、常連客とスタッフの間の会話の賑やかさだ。
厨房ではおばあちゃんが料理を手際よく調理している。見た目は穏やかでも、その動きは若々しく、リズム良く食事を作り出している。
今回の注文は、茄子味噌炒め定食とかつ煮定食。どちらも900円というリーズナブルな価格で提供されている。茄子味噌炒めは、大きめの茄子が甘めの味噌で炒められており、家庭の味を感じさせる。かつ煮は、よく煮込まれた玉ねぎとの絶妙なハーモニーを奏でている。
この食堂の魅力は、ただ美味しいだけでなく、食べることで心まで豊かになるような、「おふくろの味」がそこにはある。訪れるたびに、気分を爽快にしてくれる場所。御殿場に訪れた際は、ぜひこの時代を超えた美味しさを味わってほしい。
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