寝違えとは??
朝起きると、首の後から肩にかけて急に痛みが出ていることがあります。これは「寝違え」と呼ばれるもので、外傷(ケガ)ではなく、首の周囲の筋・腱・筋膜などの急性炎症です。
寝違えで炎症を起こしたときの、5つの代表的な特徴。
発熱(局所に熱を持つ)
発赤(局所が赤くなる)
腫脹(局所が腫れる)
疼痛(局所が痛くなる)
機能障害(発熱・発赤・腫脹・疼痛)で動かなくなる
寝違えたかも?寝違えの判断チェックリスト
朝、起き上がって首が動かせない。
急に首を動かしたら、首が痛くなった。
局所が熱をもっている。
姿勢が悪い(猫背・足を組む)
首・背中がハリ・痛みがある。
いつも冷えている(血行不良)
当てはまるものが多い人ほど、要注意です。
寝違えの原因
寝違えの主な原因は、睡眠時の姿勢です。不自然な姿勢で眠り続けると一部の筋肉が阻血という血液の供給が不足の状態に陥り、部分的にしこりになります。
通常は無意識に寝返りを打って、首に負担がかからない体勢に戻りますが、寝ている場所が狭かったり、枕が合わないと不自然な体勢のまま眠り続けてしまうことがあるのです。もし、過労や泥酔状態で寝返りが打てないと、長時間に渡って首まわりの筋肉に負担をかけて寝違いを起こすこともあります。
注意点と応急処置
寝違えたときの対処法の大切なポイントは患部を安静に保ちながらケアすることです。急性期で痛みが強く腫れや熱感がある場合はアイシングが重要です。氷などで15分ほど冷やしましょう。冷やすことで痛みが和らぎます。また、痛み強いときは炎症が起きているので風呂や飲酒、マッサージなどは控えることが大切です。血流が良くなると痛みが増して悪化することがあるので要注意です。痛みや腫れが引いたら、首や背中の筋肉の緊張を取ります。また、首まわりの筋肉を温めて血行をよくすると、寝違えや肩こりの予防になります。ただし、セルフマッサージは行わないほうがいいでしょう。患部に負担をかけて症状を増悪させる原因になることがあるため、整骨院などで施術を受けることがおすすめです。
基本的に寝違えは、そのままにしておいても徐々に治りますが、1~2週間痛みが続いたり、頻繁に寝違える場合は、ぷちリラクらくじー、らくじー整骨院で施術を受けましょう。
