頭蓋調整(とうがいちょうせい)とは、
頭の骨そのものを動かす施術ではありません。
頭蓋骨は一枚の骨ではなく、複数の骨が組み合わさって構成されており、
そのつなぎ目を「縫合(ほうごう)」と呼びます。
これらの縫合部には、膜組織(ファシア・結合組織)が存在していると考えられています。
頭蓋骨の内側には脳があり、
脳は「硬膜・くも膜・軟膜」という三層の膜に包まれています。
これらの膜は、身体の状態や環境の影響を受けながら、
緊張と弛緩を繰り返す性質を持っています。
膜の緊張が強くなると、
脳や脊髄を循環する脳脊髄液の流れが滞りやすくなると考えられています。
脳脊髄液は、脳内の老廃物や代謝産物の排出を助ける重要な役割を担っています。
近年の研究では、
睡眠中に脳の間質(細胞と細胞のすき間)が広がり、老廃物の排出が活発になることが分かってきています。
一方で、膜の緊張状態が続くと、
この働きが十分に行われにくくなる可能性も指摘されています。
脳は神経の中枢です。
その環境が乱れることで、自律神経のバランスにも影響が及ぶことがあります。
また、脳を包む硬膜は脊髄神経を覆いながら仙骨付近まで続いており、
硬膜の緊張は背骨全体、ひいては全身の状態にも影響を与えると考えられています。
Hodoku整体の頭蓋調整は、
頭蓋骨の構造や膜のつながりを考慮しながら、
やさしい圧で触れていく施術です。
骨を動かすのではなく、
膜や神経系に穏やかに働きかけることで、
脳の環境を整え、脳脊髄液の循環をサポートし、
結果として全身にも良い変化が生じることを目的としています。
施術中、
「気づいたら眠っていた」という方がいらっしゃるのは、
脳が休息状態に近づくためと考えられます。
これは、縫合部へのやさしい刺激が硬膜を介して神経系に影響するという点で、
ドライヘッドスパと共通する側面もあります。
【施術後に多く聞かれる体感】
・頭がすっきりした
・頭痛が和らいだ
・目の疲れが楽になった
・疲労感が抜けた感じがする
・身体全体が軽く感じる
・夜、眠りやすくなった
※これらはあくまで個人の体感であり、効果を保証するものではありません。
頭蓋調整は、
「何かを強く変える施術」ではなく、
本来の回復しやすい状態へ静かに整えていく施術です。