こんにちは。
銀のすず渋谷恵比寿院の筒井です!
先日ご来院いただいた方より
「いつまで採卵をしようか迷っていて‥」
とご相談がありました。
選択肢の1つとして卵子提供のお話をしました。
卵子提供とは、第三者の卵子を使用した受精卵を
妻の子宮に移植し出産する方法です。
卵子提供は、
卵子が原因で妊娠に繋がらない夫婦にとって1つの選択肢。
卵子提供と聞くと海外での実施をイメージされる方もいらっしゃいますが、
JISART認定施設(不妊治療専門クリニックで構成された団体)で
卵子提供を受ける場合は、日本国内での治療が可能です。
国内で卵子提供を受けるには、以下条件の満たす必要があります。
1.卵子が存在しない
2.夫婦間体外受精(採卵)によっても妊娠または出産に至らず、
その原因が卵子にあり、今後妊娠の可能性が極めて低いと医師が判断した
3.妻が重篤な遺伝性疾患の保因者または患者で、
着床・出生前検査および妊娠中絶を望まない
厳しい条件であることが分かりますね‥
JISART認定施設で受ける卵子提供の費用は
80~100万円程と言われており、
国外で受けるよりも安いです。
国外では、卵子提供エージェントを通じて行う方法があります。
卵子提供エージェントとは、
卵子提供での不妊治療を希望する夫婦の代わりに
ドナーを探して紹介してくれる仲介業者のことです。
他にも卵子提供エージェントは、
・医療機関の紹介
・ドナーに問題が起きたときの採卵補償
・サービスの内容や段取りを説明するための面談
があり費用は300万~400万、
高いところでは500万円以上となります。
エージェントを選ぶポイントは、
・料金
・対応エリア
・ドナー情報(登録数)
・成功実績
・提携先の病院の数
・日本法人の有無
などがあげられます。
また、提供している医療機関との繋がりを持つ
クリニックへの通院が必要です。
個人での申し込みも可能ですが、
医療機関を経由すると、条件の交渉や安全面において
地元の医療機関と連携した治療を行えること、
海外へ渡航する際のバックアップを期待できることから安心です。
卵子提供は、
自分の遺伝子でなくても“子どもがほしい”と望む方にとって
子どもを授かれる確率が高くなるため注目されています。
気になる方は調べてみて下さいね。
