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【脂漏性皮膚炎】とは、
「皮脂の多い好発部位に発生する炎症性病変」と
いわれています。
皮脂がたくさん出る部位とは、
頭、顔面、背部、腋、前胸部、鼠径部などですが、
そこから発生した皮脂が
細菌、カビ、紫外線などにより
分解されるときの反応として
湿疹、皮膚炎ができると考えられています。
◆分類
【乳児型】と【成人型】があります。
「乳児型」は生後2週間から3週間後に発症し
4か月から8か月で治ることが多いです。
一方「成人型」は、思春期以降に発症し
長期間持続することが多いと言われています。
◆原因
皮脂の分泌は
思春期が最大であると言われていますが、
脂漏性皮膚炎は
それより10年ほど遅れてやってきます。
皮脂を皮膚に常在する真菌が分解することや、
紫外線が分解する反応で
生じると考えられています。
◆症状
皮疹は皮脂分泌が多い部位である
頭部、眉間、鼻周囲、前胸正中部、上背部、
頭髪の生えぎわに沿った部、耳介後方、
外耳道内、頭部、顔面に落屑を伴う紅斑で、
左右対称性はありません。
掻痒の程度は様々です。
「乳児型」では、
前額部から頭部に強い発疹が出現し、
乳児を過ぎると
自然に軽快することがほとんどです。
「成人型」では、
眉毛部・鼻翼部・口囲に発疹が出現し、
冬に悪化しやすいのが特徴と言われています。
◆検査
真菌検査
◆治療ステロイド外用薬
・抗真菌薬
・ビタミンB2、B6の内服
・抗アレルギー薬 など
【乾癬】とは、
慢性の皮膚疾患で
人によって症状や発症する場所が異なります。
典型的な症状として、
皮膚から少し盛り上がった浸潤・肥厚や
赤い発疹の紅斑の上に
銀白色のフケのようなものである鱗屑が付着し
ぽろぽろと剥がれ落ちることが挙げられます。
国内の患者数は10万人(100人に1人)以上と言われ、
名前から『感染症』と誤解されがちですが
人から人へうつる病気ではありません。
◆原因
乾癬になりやすい体質があり、
そこに感染症や精神的ストレス、
薬剤などのさまざまな要因が加わって
発症すると考えられています。
糖尿病や脂質異常症(高脂血症)、
肥満なども影響するといわれています。
◆治乾癬の治療方法は大きく分けて4つあります。
・外用療法
・光線療法
・内服療法
・生物学的製剤
患者さんの症状や生活様式に合わせて、
これらの治療方法を単独で用いたり、
組み合わせたりします。
一般的には外用療法から始め、
効果が十分でない場合に
【光線療法】【内服療法】【生物学的製剤】へと
進めていきます。
水虫(足・手白癬:あし・てはくせん)は、
白癬菌という真菌が
足(手)の皮膚に
寄生することで起こる感染症です。
【白癬菌】は、
皮膚の角質層や毛髪の成分である「ケラチン」という
たんぱく質を栄養源としてすみついているため、
その栄養源があるところなら、
どこでも「白癬」になると言われています。
「白癬菌」は、
高温多湿の環境を好むため、
気温が低く空気が乾燥している間、
水虫の症状は治まっています。
気候が暖かくなって
ジメジメしてくる頃に症状が現れます。
◆原因
水虫は感染症です。
水虫の人と直接足を触れ合うことがなくても、
うつります。
水虫の人が素足で履いたスリッパ、
歩いた床や畳などに
「白癬菌」がばらまかれているためです。
◆治療・予防
水虫には通常、
塗り薬(外用薬)が用いられます。
外用薬は、
おふろ上がりに塗るのが効果的です。
塗るときは症状の出ている部分だけでなく、
指の間から足の裏全体に塗るようにしましょう。
症状が治まっても、
しばらくの間は塗り続けるようにします。(最低1ヵ月)
予防のポイントは【清潔【乾燥】【清掃】です。
【アトピー性皮膚炎】とは、
もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、
皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる
皮膚の炎症を伴う病気です。
主な症状は「湿疹」と「かゆみ」で、
良くなったり悪くなったりを繰り返し(再発)、
なかなか治らないこと(慢性)が特徴です。
一般的に、6カ月以上(乳幼児では2カ月以上)続くと
慢性と判断します。
◆原因
バリア機能異常と免疫の過剰反応といわれてます。
炎症は、本来は体の外から侵入してきた敵と戦って
退治する免疫反応によって起こるもので、
細菌やウイルスなどから身を守るために
必須のものです。
しかし、アトピー性皮膚炎では
この免疫が過剰に反応し、
本来退治する必要のないものに対しても
不必要に炎症が起きてしまうことが
病気の根本にあります。
◆予防・治療
皮膚の炎症が続くと
それに伴ってかゆみも持続し、
さらに引っかいてしまうことにより
炎症が悪化し、
バリア機能もさらに低下します。
そのため、外からの刺激を
ますます受けやすい状態になります。
この悪循環を食い止めるためには、
・できるだけ早くしっかりと炎症を抑えること
・うるおいを保つスキンケア
・皮膚への刺激を減らすこと が
症状コントロールのポイントとなります。
炎症を抑えるためには、
抗炎症薬をこまめに塗ったり、
紫外線からの防御や皮膚を清潔にすること、
そして保湿剤を塗布することが重要です。
ニキビは「尋常性ざ瘡」とも言われ、
毛包(毛穴)に皮脂が詰まって
面皰(めんぽう:白ニキビ・黒ニキビ)や
紅色丘疹(こうしょくきゅうしん:赤ニキビ)、
膿疱(のうほう:膿をもったニキビ)ができる
皮膚の病気です。
面皰は放っておくと、
紅色丘疹へと悪化し、
ニキビ跡が残ってしまいます。
◆原因
主に毛穴に皮脂がたまると
ニキビができると言われています。
成人では、
ストレスによるホルモンバランスの乱れ、
間違ったスキンケア、
不規則な生活などによって
ニキビができたり、
月経前に悪化したりすることがあります。
ニキビの原因や症状は人によって様々です。
◆予防・治療
ニキビを悪化させず、
ニキビ痕を残さないためには、
適切な治療とスキンケアが重要です。
生活習慣などを見直してみることも大切です。
皮膚科で適切な治療を受け、
気になることがあれば医師に相談してください。
ニキビの時期は大きく分けて急性期と維持期に分けられます。
【急性期】
「面皰」には毛穴のつまりをよくする薬、
「紅色丘疹・膿疱」には
原因菌となるアクネ菌の増殖を抑える薬や
炎症を抑える薬が使われます。
【寛解維持期】
紅色丘疹へと悪化させないために
面皰の新生を抑制する薬が用いられます。
【掌蹠膿疱症】とは、
手のひらや足の裏に、
左右対称性にうみ(膿疱)が
繰り返しできる皮膚の病気です。
透明な小水疱や黄色い小膿疱ができます。
これが次第に茶色ににごり、
かさぶたになります。
最終的にそのかさぶたがはがれ落ち、
この過程で紅斑が現れ、
炎症反応もみられます。
古い膿疱がなくなるとともに、
新しい膿疱が現れ、
これらが繰り返されます。
予後は患者さんによって異なりますが、
多くは平均3〜7年で軽快すると言われています。
◆原因
扁桃炎、虫歯、副鼻腔炎、中耳炎などの病巣感染や、
歯科金属などの
金属アレルギーが関係していることもありますが、
はっきりとした原因は現在のところ分かっていません。
◆予防・治療
まず試みる治療は、
「薬」や「紫外線」での治療です。
病巣感染や金属アレルギーなどが明らかな場合は、
それらを除去する治療を行う場合もあります。
薬による治療では、
外用療法を中心に行います。
外用療法であまり効果がない時などに
内服療法を行います。
予防で重要なのは「禁煙」と「うがい」です。