私の体は沖縄そばでできている!
私は那覇市壺屋に生まれやちむん(陶器)に触れて育ってきました。その良さを伝えたいと八重瀬町東風平(こちんだ)に沖縄の工芸品を展示していた「西森(ニシムイ)美術」をオープンさせたのが、今からおよそ8年前。「工芸品だけ置いてると、敷居の高いイメージがあるので、でもいろんな人に見に来てもらいたくて…。」そこで目をつけたのが沖縄のソウルフードの沖縄そば。「器をやちむんにすればもっといろんな人が触れてくれるし、食文化も一緒に伝えられる。「でもほかの沖縄そばと同じものは作りたくない。」とあえて配合バランスの難しい動物系出汁を使い、八重瀬町特産の冬瓜をトッピングすることで「ニシムイそば」が誕生しました。その美味しさと珍しさがメディアで話題になり、徐々にお客様も増えました。でも当時のお店は10席ほどしかなく、これではキャパシティが足りないということで2017年の7月にショッピングセンター・アクロスプラザ古島駅前飲食棟2階に移転オープンしました。そこでも沖縄の美術工芸を展示したい思いもあり、店内には県内の伝統工芸師によるやちむん(陶器)や書などが飾り、沖縄そばを味わいながら工芸品に触れることができるようにしました。又、2020年「東京オリンピック」に空手が採用され、来沖する外国人も増えます。彼らにもこうやって沖縄の文化を伝えていきたい、と思います。