「足を少しひねっただけだから」と、そのままにしていませんか?
足首の捻挫は日常的によく見られるケガの一つですが、しっかり治さないと後々まで影響が残ることがあります。
今回は、適切な対処をしないと起こり得るリスクと、その対処法についてお話しします。
【捻挫を放っておくと、くり返しケガしやすくなる?】
捻挫は、靭帯の損傷によって起こります。
靭帯は一度伸びてしまうと、自然に元の長さに戻ることはなく、関節が緩くなってしまうことがあります。
その結果、足首の関節が不安定になり、少しの動作でも再び捻挫をしやすくなるなど、くり返すケガのリスクが高くなるのです。
【関節が緩いまま…どうすればいい?】
関節の緩さをカバーするためには、周囲の筋肉で支える力を高めることが大切です。
捻挫で傷ついた靭帯を筋肉がサポートすることで、ぐらつきを抑え、関節の安定性を補うことができます。
「もう何ヶ月も前の捻挫だから…」と思っている方もご安心ください。
時間が経っていても、トレーニングやケアで改善できる可能性があります。
気になることがあれば、早めにご相談ください。
【痛みがなくても安心できない?】
「もう痛くないから大丈夫」と思って運動を再開していませんか?
実は、 痛みがない=問題がない ではないこともあります。
・歩行や運動のあとに再び痛みが出る
・足首の動きが固く感じる
・少しの動作で違和感がある
こういった状態は、関節のねじれや靭帯の緊張が残っている可能性があります。
無理に動かすことで、再受傷や他の部位への影響につながる恐れも。
運動の再開時期や固定の解除は、慎重に判断していきましょう。
【足首のケガが、他の関節に影響することも】
足関節は、日常生活やスポーツ時に体重を支える非常に重要な部位です。
足首の捻じれがそのまま残っていると、膝や股関節、さらには腰への負担にもつながるケースもあります。
「ただの捻挫」と思わずに、早めに適切なケアを受けることが大切です。
おわりに
捻挫はよくあるケガですが、軽く見ず、しっかりと向き合うことが将来的な体の健康を守る第一歩になります。
足首のぐらつきや不安定感、痛みが続くなど、気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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いけだ整骨院
