(前半)
「この子はちゃんと分かっているんです」
女の子のお母さんから、
よくこんなお話をうかがいます。
学校のことも、受験のことも、
説明すればきちんと理解している。
先生の話もよく聞いているし、
内容もちゃんと分かっている様子。
けれども、
なかなか行動につながらない。
「やったほうがいいのは分かってる」
そう言いながら、
机に向かうことができない。
そんな姿を見ると、
お母さんとしては少し心配になります。
「分かっているのに、どうして動けないのだろう」
そう感じることもあるかもしれません。
先日、ある女の子が
学校見学に参加しました。
校舎もきれいで、
先生方のお話もとても分かりやすく、
本人も「いい学校やった」と話してくれました。
けれども、そのあとすぐに
何かが変わったような様子は見られませんでした。
男の子のように、
「よし、やろう」と
スイッチが入る感じではなかったのです。
けれども、それは決して
何も感じていないわけではありません。
女の子は、
見たり聞いたりしたことを、
心の中でゆっくり受け止めていくことがあります。
そして、そのときの気持ちは、
すぐに行動として表に出るのではなく、
静かに内側に残っていくことがあるのです。
(後半)
女の子が動き出すときには、
もう一つ大切な要素があります。
それは、
「安心感」です。
どれだけ内容を理解していても、
心の中に不安があると、
なかなか行動に移すことができません。
「できなかったらどうしよう」
「うまくいかなかったらどう思われるだろう」
そんな気持ちがあると、
一歩を踏み出すことが難しくなります。
そのため、学校見学で
「いいな」と感じていたとしても、
すぐに行動にはつながらないことがあります。
けれども、それは決して
後ろ向きな状態ではありません。
心の中では、
しっかりと受け止めているからこそ、
慎重に考えているとも言えます。
女の子の場合は、
外から見てすぐに変化が分かるというよりも、
少しずつ心の中で準備が整っていくことがあります。
そして、安心できる環境の中で、
「大丈夫だよ」と感じられたとき、
初めて、静かに一歩を踏み出します。
ですから、お母さんとしては、
「まだ動かない」と焦るよりも、
「この子の中で、何かが育っている」
という視点で見てあげることが大切です。
その安心感の中で、
女の子は自分のペースで、
しっかりと前に進んでいきます。
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代表 福田秀一