お子さまのノートやテストを見ながら、
こんな気持ちになることはありませんか。
「ちゃんと進んでいるのかな」
「このままで、大丈夫なのかな」
まわりの子と比べてしまったり、
塾の進度やテストの点数が気になったり…
お母さんの心の中には、いつも
小さな不安が揺れています。
でも、もし――
たくさん進んでいるのに、
お子さんの表情が曇っていったとしたら…。
覚えているのに、
自信だけが減っていったとしたら…。
それは本当に、
「うまくいっている学び」なのでしょうか。
今日は、私が
「たくさん教える塾」をあえて
選ばなかった理由を、
現場で見てきた子どもたちの姿と一緒に、
お話ししたいと思います。
教科は手段。進度は結果。私が
「たくさん教える指導」を選ばなかった理由
お母さんからよく聞かれる質問があります。
「うちの子、どこまで進んでいますか?」
「周りと比べて遅れていませんか?」
この言葉の奥にあるのは、
不安です。
このままで大丈夫だろうか。
ちゃんと将来につながっているのだろうか。
それはとても
自然な気持ちだと思います。
私自身も、かつては
「たくさん教えるほど安心される」
「進度を出すほど信頼される」
そう思って指導していました。
けれど、現場で
子どもたちと向き合ううちに、
も違和感が消えなくなりました。
進んでいるのに、元気がなくなる子。
覚えているのに、自信を失っていく子。
成績は悪くないのに、表情がどんどん固くなる子。
これは、本当に
「うまくいっている」状態なのだろうか?
私は何度も、自分に
問い直すようになりました。
そして行き着いたのが、
「教科は手段であって、目的ではない」
という考え方です。
国語も、数学も、英語も、
漢字検定も、音読も。
それ自体がゴールではありません。
それらはすべて、
お子さまが自分の力を
「安心して使えるようになるための道具」です。
無理に進めば、
短期的な成果は出るかもしれません。
けれど、
心や体が追いついていなければ、
どこかで必ず止まります。
そこで私は、進学塾のように
「どこまで進めるか」を競う道を、
あえて選びませんでした。
それよりも大切にしたかったのは、
立ち止まっても、
また動き出せる力を育てることです。
本当に大切にしたいのは、
「どこまで進めたか」よりも、
「また動き出せる力」が
育っているかどうかです。
勉強が続かなくなる理由は、
決して能力の問題だけではありません。
疲れている日もあれば、
不安が胸いっぱいになる日もあります。
うまくいかなかった記憶が残っていて、
机に向かうだけで
苦しくなることもあります。
そんな状態のまま、
「がんばろう」と言われても、
心も体も動けないのは、
とても自然なことです。
だから私は、
無理に進ませるよりも、
いったん整えることを
大切にしています。
少し休む。
深呼吸をする。
気持ちが落ち着くまで待つ。
そうしてから、
もう一度、そっと戻ってくる。
この経験を、私は
「再起動する力」と呼んでいます。
疲れたら休めること。
乱れたら、また整えられること。
うまくいかなかった日があっても、
そこから戻ってこられること。
この力があれば、
学びは止まりません。むしろ、
後からついてくる進度のほうが、
しっかりと根を張るようになります。
実際のセッションでも、
眠そうな日は少しゆっくりします。
集中できない日は、無理に
押し切りません。
それは甘やかしではなく、
「また動き出せる感覚」を
育てている時間です。
教科は、あくまで手段。
進度は、後からついてくる結果。
本当に育てたいのは、
何度でも立ち戻れる、
しなやかな心と力。
私がオフィスで
大切にしている学びの軸です。
子どもたちは、
何もしていないように見えても、
心を整え、次の準備をしています。
止まっているようでも、内側では
静かな回復が起きているものです。
その時間を信じて
待ってもらえた経験は、
「自分は大丈夫」という感覚になります。
それが「また挑戦しよう!」という
勇気の源になります。
うまくいかなかった時期を、
それぞれのご家庭が、どのように受け止め、
どんな関わりを重ねてきたのか。
正解を急がず、
その子のペースを大切にしながら歩んできた
10のご家庭の歩みを、
実例ストーリーとしてまとめています。
気になるところから、
静かに目を通していただけたらと思います。
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