(前編)
この子、動けないのはなぜ…?
そっと寄り添う[学びへの入り口]のお話
勉強に向かうたびに、
表情が暗くなるお子さまがいます。
努力不足でもなく、
性格の問題でもありません。
実は「ピッタリな方法」を
まだ知らないだけなのです。
今回は、
そんなお子さまたちのために
[優しい学びの設計]について
お話しします。
お母さん。
勉強を前にして
固まってしまうお子さまの姿に、
胸が痛くなることはありませんか。
「やる気がないのかな…」
「どうしたら動き出すんだろう」
多くのお母さんが抱くこの不安。
ですが、
お子さまが伸びない
理由の大半は
[やる気の不足]ではありません。
ほとんどの場合――
「その子にピッタリの方法に、
まだ出会えていないだけ」なのです。
読書経験が少ない子。
言葉につまずきがある子。
ちょっとした失敗で
自信がしぼんでしまう子。
勉強への不安が胸いっぱいに
広がってしまう子。
こうしたタイプは、
教科の説明を何度重ねても、
心が学びへ向かっていきません。
翔太(仮名)くんもそうでした。
数学のプリントを前にして
手が止まり、息は浅く、
ひとつ間違えるたびに
心が折れてしまう。
お母さんは
「努力不足なのでは…」と
悩んでおられました。
けれど本当の問題は――
集中を保つための
[入り口の作り方]を
知らなかっただけ。
そこで、私が
ご提案するのは、
「音読×交互学習」という
学習デザインです。
音読は、単に
「声を出して読む」だけ
ではありません。
視覚、
発声、
意味理解、
呼吸、
リズム…
多くの脳領域を同時に使い、
前頭前野(意欲と集中の中枢)を
やさしく活性化します。
その直後、
お子さまは自然に
次のように変わります。
・前向きになる
・集中のスイッチが入りやすくなる
・不安が弱まり落ち着く
つまり
「音読=学習のエンジン」なのです。
このエンジンを使い、
数学や国語を短時間で
交互に行うことで、
脳の疲れが分散され、
小さな成功が積み重なり、
調子が悪い日でも
必ず前へ進めます。
翔太くんの表情が
少しずつ明るくなり、
心が軽くなり始めたのは、
まさにこの方法を
取り入れてからでした。
(後編につづく)
(後編)
音読×交互学習が、
お子さまの表情を変えていく理由
なぜ音読と交互学習は、
お子さまの心に
これほど有効なのでしょうか。
音読には、学習効果以上に
[心理的なあたたかい作用]があります。
・声を出すことで呼吸が整う
・文節ごとに意味がつながり、
理解の手応えが生まれる
・「読めた」という
成功感が積み重なる
・リズムが整うことで
心が前向きに回復する
だから、音読のあとに
お子さまが笑顔になるのは、
とても自然な現象なのです。
翔太(仮名)くんも、
その変化を見せてくれました。
数学を10分進めると
息が詰まりかけます。
そこで5分の音読を挟むと、
心の窓が開いたように
表情がほぐれます。
そこから、また数学へ。
そして国語――。
気持ちのアップダウンが激しい日でも、
「音読 → 国語 → 音読 → 数学」
という流れなら止まらない。
ある日のセッションでは、
お母さんに印刷して頂いた
国語プリントを使いながら、
数学3題 → 国語5ページ
→ 数学3題 → 国語5ページ
というリズムで進めました。
すると翔太くんは、
・ミスをしても立て直しが早い
・切り替えが以前よりスムーズ
・小さな成功を自分で感じられる
そんな姿へと変わりました。
そして最後には、
私の方を見て、
にっこり笑ったのです。
その笑顔は、
お母さんにも
非常に大きな希望でした。
お母さん。
勉強が苦手なのではなく、
「勉強に入りやすい方法」に
まだ出会っていなかっただけ
かもしれません。
音読×交互学習は、
[頑張らせる学習]ではなく、
お子さまの心に寄り添いながら進む、
最も優しい学びのデザインです。
その積み重ねが、
お子さまの未来を静かに、
確実にひらきます。
もし、
「この子の将来、どうなるんだろう……」と
不安を抱えておられるお母さん。
お子さまが「できなかった理由」を見つけることで
どのように成長していったのか。
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