こんにちは。
今回は、お子さまに
「読書の習慣をつけさせたい」
と願うお母さんに、ぜひ
知っていただきたい
お話をお届けします。
本を読むことには、
語彙が増える、
集中力がつく、
想像力が広がる・・・と、
良いことがたくさんあります。
けれど、実は
それ以上に大切なのが、
「どんな本と、
どんな順番で出会うか」
という点なのです。
特に、
『名作101』のような
文学作品にふれるとき、
その最初の入り口となる
「3話」の選び方は、
想像以上に
大きな意味を持ちます。
読書がちょっと
苦手なお子さんでも、
最初に読んだお話で
「おもしろい!」
「わかりやすい♪」
「心が動いた〜(^^♪」
そんな感覚を味わえたなら、
そこからぐんと
前向きな習慣が始まります。
けれどもし、
最初に読んだ話が
難しすぎたり、
気持ちが
動かなかったりすると、
それだけで
「自分には読書は
向いてないんだ」
と思い込んでしまう
こともあるのです。
だから私は、
最初の3話だけは、
必ず
その子にぴったり合ったものを、
丁寧に選ぶようにしています。
読む力の段階も違えば、
興味を持つテーマも、
言葉の感じ方も、
一人ひとり異なります。
でも、そこに
心を寄せながら、
「ちょうどいい背伸び」の作品
と出会わせてあげることで、
その子の中に、
言葉の世界が少しずつ、
そして、
確実に広がっていくのです。
『名作101』の導入は、
単なる「読書支援」
ではありません。
私自身がこれまでに
何百人もの子どもたちと
向き合いながら
積み重ねてきた実践と、
心からの願いが詰まった、
特別な取り組みです。
読書を通して育てたいのは、
成績だけではありません。
「ことばを通して、
人としての深さや
感受性が育つように」
という想いを込めて、
このセッションを日々、
組み立てています。
ご参考:
1話5分!
小学生のうちに読んでおきたい名作101
2020/7/27
齋藤孝 (監修)

こうした
最初の読書体験は、
将来の進路とも
深くつながっています。
府立高校の上位校では、
記述力や思考力が
重視されます。
ただ答えを当てる
だけではなく、
「自分の言葉で表現する力」が
求められるのです。
これは英語でも同じです。
外国語大学の入試、
さらには
通訳や秘書として
活躍する場面でも、
ことばの使い方や
受け取り方に
敏感であることは、
大きな強みになります。
だからこそ、
「ことばのセンス」を磨くには、
教科書を読むだけでは
足りません。
感性にあふれた文章にふれ、
登場人物の心の揺れに共鳴し、
自分なりに考えて、感じ取る・・・
そうした体験こそが、
将来につながる
「読み取る力」
「表現する力」を
育てていくのです。
そして、この力は、
大人になってからでは
なかなか
育てにくいもの。
だからこそ、今、
このタイミングでこそ、
優しく育ててあげたいのです。
「名作なんて、
うちの子に読めるかしら…」
そんな心配をされる方も、
いらっしゃるかもしれません。
けれど、
最初の一歩さえ丁寧に選べば、
お子さまの中に
「ことばの芽」は、確かに
育ち始めます。
たとえば・・・
やさしい表現で、
心に静かに響く短編。
情景が自然と浮かび、
音読しても
心地よい文章。
主人公の気持ちが
素直に伝わってくるような、
共感しやすい作品。
そんな一編から
始めてみるだけで、
たとえ毎日でなくても、
週に2〜3回、
10分程度の読書でも、
しっかりと
意味ある時間になります。
大切なのは、
「ことばって面白いな」
「このお話、好きだなぁ~」
そう感じられる体験を、
やわらかく、丁寧に
積み重ねていくこと。
それがやがて、
受験にも、そして
将来の夢にもつながる、
確固とした土台になります。
もしご希望があれば、
お子さんにぴったりの3話を、
こちらでご提案いたします。
読むペースや、
記録の残し方まで、
サポート致しますので、
ご安心ください。
名作との出会いが、
ことばとの出会いとなり、
そして、明るい未来へと
つながる出会いと
なりますように。
心をこめて、
お手伝いして参ります。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一
