【低学年のお子さまをめぐるお母さんの不安(前編)】
小学1年生・2年生のお子さまに関する
最近、ご相談が続いています。
「学校に行きたがらないんです」
「教室でじっと座っていられないんです」
「読み書きが苦手で、
数字もなかなか頭に入らなくて……」
お話しくださるお母さんたちの声は、
深い不安でいっぱいです。
中には、
「発達障害ではないかと
診断をすすめられました」
とお話になる方もいらっしゃいます。
どこに相談すればよいのか分からず、
スクールカウンセラーに聞いても
「様子を見ましょう」と言われるだけ。
答えのない不安を、
一人で抱えている……。
そんなお母さんたちの姿に、
私は最近、これまで以上に
心を動かされています。
実を言えば、私はこれまで
小学校低学年のうちは、
無理に学ばせるよりも、
「のびのびと遊ぶこと」
「安心して過ごせる時間」
を優先すべきだと
考えてきました。
だからこそ、
ご相談をいただいても、
「今は私のオフィスに通うより、
児童デイサービスなどで
ゆっくり過ごすのがいいですよ」
とお伝えすることが
多かったのです。
けれど最近、
ご相談にいらっしゃる
お母さんたちは、
「待つこと」そのものを
とても不安に感じておられます。
「このままでいいの?」
「何もしないでいる間に、
大事な時間が
過ぎてしまうのでは?」
そんな思いが、
表情にも、
ことばにも、
あふれているのです。
「わが子に何かしてあげたい」
「でも、どうしたらいいのか分からない」
そんなお母さんの思いに触れるたびに、
私は考えるようになりました。
今、お母さんとお子さまが
一緒にできることは
ないだろうか、と。
そこで私の心に浮かんできたのが、
「母子で一緒に取り組むコーチング」
という考えでした。
お母さんとお子さまが
同じ時間を共有しながら、
少しずつことばのやりとりを
育てていく方法です。
では、その時間の中で、
子どもたちはどのように
変わっていくのでしょうか。
次の記事で、
実際のエピソードを
お話ししたいと思います。
【母子で取り組むコーチングという選択(後編)】
前の記事では、
低学年のお子さまをめぐる
お母さんたちの不安について
お話ししました。
「わが子に何かしてあげたい」
「でも、どうしたらいいのか分からない」
そんな思いに触れるたびに、
私の心に浮かんできたのが
「母子で一緒に取り組むコーチング」
という方法でした。
これは、私のオフィスに
通ってくれている
Aちゃんとお母さんが、
すでに始めている取り組みです。
最初のころは、
会話もうまく噛み合わず、
「この子は何を考えているんだろう?」
と戸惑うことも多かったそうです。
お母さんが声をかけても、
反応はうすく、
「ことばにする」ということが
とても高い壁のように
感じられていたのです。
けれど、音読を通して
少しずつ少しずつ、
ことばのやりとりが
生まれていきました。
最初は、短い文章を
一緒に読むところから。
ゆっくり声を出しながら、
同じ言葉を共有する時間です。
その時間を重ねていくうちに、
やがて笑顔が
交わされるようになりました。
それはまるで、
「ことばの種」を
一緒に土に蒔き、
芽が出るのを
母子で肩を並べて
待つ時間のようでした。
低学年の子どもたちにとって
本当に大切なのは、
勉強の量よりも、
「安心してことばを
交わせる時間」
なのかもしれません。
その時間の中で、
子どもたちは少しずつ
自分の世界を
外へ広げていきます。
焦らなくて大丈夫です。
子どもの成長には、
それぞれのリズムがあるからです。
「学ばせる」ことよりも、
「感じあうこと」
「通じあうこと」
その時間こそが、
子どもにとって
何よりの栄養になります。
もしよろしければ、
実際の子どもたちの成長の様子も
ご覧ください。
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スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一