【前編】
「もうイヤ」「できない」
――その言葉の奥にある、本当の気持ち
お母さん。
今日も一日、本当にお疲れさまでした。
お子さまが
宿題や勉強に向かう時間になると、
「もうイヤ」
「できない」
「わからない」
そんな言葉が返ってくること、
ありませんか?
その言葉を聞いたとき、
お母さんの胸の奥には、
いろいろな気持ちが広がると思います。
「どうしてやろうとしないの?」
「このままで大丈夫なのかな」
「私の関わり方が悪いのかな」
心配と、焦りと、少しの寂しさ。
そして時には、
怒りのような気持ちも
湧いてくるかもしれません。
けれど、長年
子どもたちと向き合ってきて、
私が感じていることがあります。
子どもたちが口にする
「もうイヤ」
「できない」
という言葉は、実は
「助けて!」のサインであることが
とても多いのです。
本当に何も感じていない子は、
そもそも言葉にもしません。
文句を言う子。
不機嫌になる子。
「イヤだ」と言う子ほど、
心の中では
「うまくできない」
「どうしたらいいかわからない」
「できるようになりたい」
そんな思いを抱えていることが
少なくありません。
私のオフィスに来る子どもたちも、
最初は同じです。
机に向かうだけで
ため息をつく子。
問題を見ると顔をしかめる子。
「今日はやりたくない」と言う子。
でも、そうした子どもたちの多くは、
学ぶことそのものが嫌いなの
ではありません。
ただ、これまでの経験の中で
「うまくできない」
「怒られた」
「比べられた」
そんな小さな積み重ねが、
心の中に残ってしまっているのです。
ですから、まず大切なのは
無理にやらせること
ではありません。
「この子は今、困っているんだな」
そう感じてあげることから、
すべてが少しずつ動き始めます。
子どもたちは、
安心できる場所があると、
もう一度学びに向かう力を
取り戻していきます。
そして、その「安心」は、
お母さんの存在から
生まれることがとても多いのです。
【後編】
子どもがもう一度、勉強に向かい始めるとき
お母さん。
子どもたちは、本来
とても好奇心の強い存在です。
小さい頃のことを
思い出してみてください。
絵本を読んでもらうこと。
新しい言葉を覚えること。
数字を数えること。
本当は、子どもたちは
学ぶことそのものが嫌いなの
ではありません。
では、なぜ
「もうイヤ」
「できない」
と言うようになるのでしょうか。
それは多くの場合、
「うまくできない経験」
が続いたときです。
問題が難しい。
授業のスピードが速い。
説明がよく分からない。
そんな状態が続くと、子どもは
「自分はできないんだ」
と感じてしまいます。
そうなると、
勉強そのものではなく、
失敗することが
怖くなってしまうのです。
だからこそ私は、
セッションの中で
とても小さなことから始めます。
短い音読。
簡単な計算。
すぐにできる問題。
そして
「できたね」
「今の良かったよ」
そんな言葉をかけながら、
小さな成功体験を
積み重ねていきます。
すると、
不思議なことが起こります。
最初は
「今日はこれだけでいい?」
と言っていた子が、
少しすると
「もう一問やってみる」
と言い始めるのです。
これは特別な魔法ではありません。
子どもたちの心の中にある
「本当はできるようになりたい」
という気持ちが、
動き始めただけなのです。
そして、その変化の土台には
いつもお母さんの存在があります。
お母さんが焦らず、
信じて見守ってくれること。
それが子どもにとって
とても大きな安心になります。
もし今、お子さんが
「もうイヤ」
「できない」
と言っていたとしても、
どうか心配しすぎないでください。
その言葉の奥には、
まだ小さな灯りが残っています。
小さな一歩でも大丈夫です。
子どもたちは、
安心できる場所があれば
また歩き始めます。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一
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