【前編】
小3・小4向け:
文章題の壁を乗り越えるために
小学校3年生や4年生になると、
算数の「文章題」が急に、
難しく感じられることがあります。
その背景には、
問題文が長くなり、
情報を整理する力や
読解力が求められるように
なることがあるのです。
お母さん、どうぞご安心ください。
この時期は、だれもが
一度は「壁」にぶつかるもの。
ちょっとした工夫で、
ぐっと楽になる
サポート方法をお伝えしますね。
【1】問題文を音読する
まずは、問題文を
声に出して読んでみましょう。
音読することで、
自然と注意力が高まり、
情報が整理しやすくなります。
声かけ例:
「一緒に声に出して読んでみようか。
どんなことが書いてあるかな?」
お子さまが
声に出して読むだけで、
頭の中で映像を描きやすくなります。
【2】絵や図を描いてみる
文章だけで
イメージするのが難しいときは、
絵や図にしてみましょう。
例えば、
登場人物を
丸で描いたり、
物の動きを
矢印で表したりすると、
問題の流れがぐんと
見えやすくなります。
声かけ例:
「このお話を絵にしてみようか。
どんな場面になりそうかな?」
絵を描くことで、
問題を「感覚」で
理解できるようになっていきます。
【3】キーワードに注目する
文章題には、
「合わせて」
「残りは」
「差は」など、
ヒントとなるキーワードが
必ずあります。
こうした言葉に注目すると、
何を求められているのかが
ぐっと明確になります。
声かけ例:
「『合わせて』って書いてあるね。
何を合わせるのかな?」
一緒にキーワードを探すことで、
お子さまは
「読める!」という自信を
少しずつ育んでいけます。
【おわりに】
文章題が難しいのは、
「計算力」だけの問題
ではありません。
「読む力」と「考える力」が
ゆっくり育っていく
途中にあるからこそ、
温かい声かけと、
ちょっとした工夫が
とても大きな支えになります。
焦らなくて大丈夫です。
今日できた小さな一歩を、
どうか一緒に
喜んであげてくださいね。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一

【後編】
小5・小6向け:複雑な文章題への対応
小学校高学年になると、
文章題はさらに
内容が複雑になり、
抽象的な思考力が
求められるようになります。
でも、どうぞご安心ください。
ちょっとしたサポートで、
お子さまはぐっと
理解しやすくなります。
今日も、お母さんにできる
優しい工夫を
3つご紹介しますね。
【1】問題文を分解して理解する
長い問題文は、
一気に読もうとすると
頭が混乱してしまいます。
そんなときは、
文を小分けにして、
一文ずつ理解していきましょう。
声かけ例:
「この文は何を言っているのかな?
次の文はどんなことかな?」
一つひとつ
区切って考えることで、
問題の全体像が
自然と見えてきます。
【2】自分の言葉で説明させる
お子さまに、
問題の内容を
自分の言葉で
説明してもらいましょう。
声に出して整理することで、
頭の中がすっきりと
整理されていきます。
声かけ例:
「この問題、どういうことだと思う?
自分の言葉で教えてくれる?」
たとえうまく言えなくても、
「うんうん、それでいいよ」と
あたたかく
受け止めてあげてくださいね。
【3】解き方の手順を一緒に考える
いきなり答えを出そうとする
のではなく、
「まず何をする?」
「次に何を考えればいいかな?」
と、順番を一緒に考えていきます。
声かけ例:
「まず何をすればいいと思う?
その次はどうしようか?」
解く手順が見えると、
複雑な問題にも
落ち着いて
取り組めるようになります。
【おわりに】
小5・小6の文章題は、
「考える力」を育てる
大切なチャンスです。
お母さんが隣で、焦らず、
温かく寄り添ってくれること。
「一緒に考えてくれる」
「頑張ったねって言ってくれる」
その小さな積み重ねが、
お子さまの大きな自信に
つながっていきます。
もっと具体的なアドバイスや
わが子に合わせた
サポート法を知りたいときは、
いつでもご相談くださいね。
お子さまとお母さんの未来を、
心から応援しています。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一
