子育てをしていると、
「先のことが見えなくなる瞬間」に、
ふと立ち止まってしまうことがあります。
学校に行けない日が続いたとき。
家から出ることが難しくなったとき。
お母さんの心の中には、
誰にも言えない不安や戸惑いが、
静かに積み重なっていくものです。
「このままでいいのだろうか」
「いつか、また歩き出せる日が来るのだろうか」
そんな思いを抱えながら、今日も
お子さまを見守っておられる
お母さんへ。
今回は、
長いひきこもりの時間を経て、
少しずつ“学びの再出発”を果たした
一人の生徒の歩みをご紹介します。
こんにちは。
スタディ・コーチング・ラボラトリーの
福田です。
お子さまが学校に通えなくなり、
不登校や学習のつまずき、
長いひきこもりの時間を過ごしていると、
お母さんの心には、
言葉にできない不安が
少しずつ積み重なっていきます。
けれど、私が多くの
ご家庭と関わる中で、何度も
感じてきたことがあります。
それは――
人生の道は、決して
一つではないということです。
学びの再出発も、
「今さら」などということはありません。
いつからでも、
その子のタイミングで、
静かに始めることができるのです。
今回ご紹介する生徒は、
およそ八年間、
ひきこもりの時期を経験してきました。
長いあいだ外に出ることが難しく、
心も体も、固く
閉じてしまっていた時期がありました。
通信教材を開いても心が動かない。
朝起きても、
「何のために勉強するのか分からない」。
そんな日々が、
静かに続いていたのです。
けれど、あるとき、
ほんの小さな変化が生まれました。
興味のある分野を一緒に探し、
無理のない課題に取り組む中で、
「もしかしたら、自分にもできるかもしれない」
そんな感覚が、
かすかな芽として心に生まれたのです。
最初の一歩は、
たった十分の学習でした。
「できたね」と声をかけると、
彼の表情は、
ほんの少しやわらぎました。
子どもの変化は、
決して劇的ではありません。
けれど確かに、心の奥で
何かが動き始めていたのです。
小さな一歩が、
再出発の入り口になる――。
私たちは、その姿から、
大切なことを教えてもらいました。
8年間のひきこもり期間を経て、
彼はまず、
高卒認定試験に挑戦しました。
一科目ずつ、少しずつ
合格を重ねていきました。
その後、専門学校へ進学し、
学びを深めたのち、
大学3年次編入という形で
新たなステージへと進んだのです。
彼のノートには、
何度も書き直された文字のそばに、
こんな言葉が残っていました。
「今日も、少し進んだ」
大きな成果ではなく、
小さな前進を
自分で認める言葉でした。
その積み重ねが、
未来への扉を静かに
開いていったのだと思います。
進学の道は、決して
一本道ではありません。
全日制高校だけが正解ではなく、
高認試験や通信制高校、
専門学校、大学編入など、
その子に合った道は、
いくつも用意されています。
大切なのは、
「どの道を選ぶか」よりも、
その子のペースを尊重することです。
その子をそのまま受け止める。
その姿勢が、お子さまにとって
何よりの安心になります。
彼がここまで歩んでこられた背景には、
お母さんの「信じて待つ力」がありました。
うまくいかない日が続いても、
責めることなく、
静かに寄り添い続けた時間。
そのまなざしが、彼の心を
支え続けていたのです。
再出発は、ある日突然訪れるもの
ではありません。
心の準備が整うまでの、
静かなプロセスの中で育っていきます。
「今日も、ここまで来られたね」
その一言が、
子どもの自己効力感を育て、
次の一歩へ向かう勇気につながっていきます。
スタディ・コーチング・ラボラトリーでは、
お子さま一人ひとりの
心の状態に寄り添いながら、
安心の中で
自立を育てるサポートを行っています。
進学も、学び直しも、すべては
「焦らず信じること」から始まります。
お子さまの未来には、
まだ描かれていない
可能性が広がっています。
その可能性は、
お母さんの信頼という光によって、
ゆっくりと育っていくのです。
「この子の将来、どうなるんだろう……」
そんな思いが、
ふと心に浮かぶことはありませんか。
正解を急がず、
その子のペースを大切にしながら歩んできた
10のご家庭の歩みを、
実例ストーリーとしてまとめています。
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