お母さんとして、
お子さまを思う気持ちは
誰よりも深く、
毎日のように
「少しでも前に進んでほしい」
と願っておられることでしょう。
特に、
夏期講習や冬期講習など、
学習塾の特別講習に
送り出したあとには
「これだけ時間もお金もかけたのに、
どうして成果が見えないのだろう」と、
不安になることも
あるかもしれません。
けれども、学びというのは
即効薬のようにすぐ効果が
表れるものではなく、
小さな積み重ねがジワジワと
形になってゆくものです。
今日の努力が明日すぐに
点数や成績に結びつく
とは限りませんが、
確実にお子さまの
心と頭の中に
「土台」が築かれています。
その土台がガッチリ固まれば、
ある日突然、驚くほど
大きな成長を見せてくれます。
心理学者キャロル・ドゥエック教授の
研究でも示されているように、
お子さまを
「成果」や「頭の良さ」で
ほめてしまうと、かえって
挑戦を避けるようになることがあります。
「もしできなかったら、
自分の価値が下がってしまう」
と感じてしまうからです。
でも、
「努力」や「工夫の過程」を
認めてあげると、お子さまは
失敗を恐れずに
挑戦し続けることができます。
「頑張ったね」
「よく考えたね」
「工夫していたね」
という言葉は、
安心と自信を与え、
次の一歩へとつながります。
特に、学習障害や
発達特性を持つお子さまの場合、
この視点はとても大切です。
周囲の子と比べると
進み方が違います。
お母さん自身が焦ったり
不安になったりすることもあります。
けれども、子どもが
「自分はちゃんと頑張れている」
と感じられることこそが、
次の挑戦への力になります。
結果ではなく
努力を見てあげること。
それが、お子さまの
内面的な成長を支え、
学びに向かう
前向きな姿勢を育てます。
だからこそ、
お母さんの
「見ているよ」
「大丈夫」
という気持ちは、
お子さまにとって
何よりの力になります。
小さな努力を
一緒に喜び合う時間が、
未来への確かな
一歩を生み出します。
学びの中には
「知識を積み重ねること」以上に
大切な側面があります。
それは、
自分の世界を少しずつ広げ、
新しい価値観を受け入れる
柔軟さを育てることです。
時代はどんどん変化し、
技術革新や
国際化の波の中で、
これまでの当たり前が
通用しないことも
多くなります。
だからこそ、
固定された枠組み
だけにとらわれず、
違う見方や考え方を
理解できることが、
これからの社会での
生きていく力です。
今すぐに点数として
表れなくても、
学びを続けることで
子どもたちは確実に
「未来を生き抜く力」を
育てているのです。
お母さんができる
一番大切なことは、
子どもの小さな努力を見逃さず、
しっかりと
認めてあげることです。
ほんの少しでも
前に進んだときに
「できたね」
と声をかけてあげると、
子どもは
「自分の頑張りを見てもらえている」
と感じます。
その積み重ねが
大きな自信を生み、さらに
挑戦するエネルギーへと
変わります。
学習障害を持つ子であっても、
その一歩一歩が確かに
未来へとつながっています。
「この子にも必ず可能性がある」
と信じて寄り添うことが、
何よりの力になるのです。
どんなに小さな成功であっても、
一緒に喜んであげてください。
宿題を自分から始められた、
音読を最後まで読みきれた、
漢字を一つ正しく書けた。
それだけでも大切な成長です。
お母さんと一緒に喜ぶことで、
お子さまは
「自分はできるんだ」
という実感を積み重ねます。
その自信こそが、
大きな成果へとつながる
原動力です。
子育ては、
お母さんの心にも
大きな負担をかけます。
「どうして結果が出ないのだろう」
「私のやり方が悪いのだろうか」と、
自分を責めてしまう
かもしれません。
でも、どうか一人で
悩まないでください。
学びは時間がかかるものです。
そして、目に見える
結果だけがすべて
ではありません。
お母さんが見守り
続けてくれる安心感が、
お子さまにとっては
何よりの支えです。
私たちは、そんな
お母さんとお子さまに
寄り添いながら、
学びの歩みを支えています。
お気軽にご相談ください。
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