お子さまのWISC-IV検査結果に悩むお母さんへ
── それは、「ダメな証明」
ではありません。
お母さん、
検査結果を見て、
心が苦しくなっていませんか?
「どうして、うちの子だけ……」
「私の育て方が悪かったのかもしれない……」
そんな風に、
自分を責めてしまう気持ちが、
何度も胸をよぎっている
かもしれません。
でも、少し、
話をお聞きください。
WISC-IV検査の結果は、
「できないこと」や
「足りないこと」を
責めるためのもの
ではないのです。
むしろ、
「お子さまに合った道を、
一緒に探すため」の、
大切な道しるべなのです。
【検査結果に「優しく向き合う」こと】
数字や評価に
心が揺れるのは、
それだけお子さまを
大切に思っている証拠です。
でも、WISC-IVの得点は、
お子さまの「すべて」
ではありません。
ましてや、未来を決めるもの
でもありません。
この検査でわかるのは、
1
「今、少しだけ支えが必要な部分」と
2
「すでに大きな力を持っている部分」です。
どんな子にも、かならず、
光る力と、伸びる力があります。
【検査結果は「スタートライン」】
たとえば、
ワーキングメモリーが弱いなら、
↓
覚える方法を工夫すればいい。
処理速度がゆっくりなら、
↓
急がず取り組む練習をすればいい。
言語理解が得意なら、
↓
その力を存分に活かしていけばいい。
弱点を責めるのではなく、
「この子に合った伸ばし方」を
見つける。
これが、本当の支援です。
【あなたは、もう十分頑張っています】
検査の結果を見て、
涙が出る夜も
あるでしょう。
でも、お母さん、
あなたは、もう十分に、
愛情深く頑張っています。
どうか一人で
背負わないでください。
お子さまの成長には、
お母さんの笑顔と安心感が、
何よりの栄養になります。
次回【後編】では、
「検査結果を
どう生かしていけばいいか」
「ご家庭でできる
具体的なサポート」について、
さらに優しく、具体的に
お伝えしていきますね。
あなたとお子さまが、
希望を持って歩き出せるように。
心を込めて、応援しています。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一

【後編】
お子さまのWISC-IV検査結果に悩むお母さんへ
── これから「できること」が、必ずあります。
お母さん、
前編を読んでくださり、
ありがとうございます。
きっと心の中に、
少しずつ、希望の灯りが輝き始めます。
今日は、さらに一歩進んで、
「じゃあ、具体的に何をしていけばいいの?」
ということを、一緒に考えていきましょう。
【検査結果は、「サポート設計図」になる】
検査結果を受け取ったあと、大切なのは、
つぎの2つです。
1
得意な力を知ること
2
苦手な部分をカバーする工夫を考えること
たとえば、
◎言語理解が高い
↓
「説明してもらう」
「言葉で整理する」学び方が良い。
◎ワーキングメモリーが弱い
↓
「メモを取る」
「視覚で補う」工夫が効果的。
◎処理速度がゆっくり
↓
「急がせない」
「プレッシャーを減らす」と、
負担はぐっと減ります。
一つひとつ、
無理のない範囲で、
その子に合う方法を
探していけば大丈夫です。
完璧を目指す必要はありません。
「これならできそう」という
小さな達成を、少しずつ
積み重ねていきましょう。
【大切なのは、「わかってもらえた」という実感】
お子さまは、
「結果」そのものよりも、
「自分をわかろうとしてくれる人がいる」
という安心感を求めています。
検査の数値よりも、
お母さんの
こんな言葉が心に響きます。
「〇〇は、こんなところが得意だね♪」
「ここは一緒に工夫していこうね♪」
たったこれだけで、
お子さまの表情は
確実に変わっていきます。
【まとめ】
── 大丈夫。焦らなくてもいい。
検査結果はゴール
ではありません。
これからの成長を支える、
「スタートライン」です。
すぐに大きな変化は
起きないかもしれません。
でも、焦らなくて大丈夫です。
☆小さな「できた!」を一緒に喜ぶこと
☆苦手を少しだけ工夫すること
☆お子さま自身の力を信じること
この積み重ねが、必ず
お子さまを未来へ導きます。
もし、
「どう進めたらいいか分からない」ときには、
私たちにご相談ください。
お子さまも、お母さんも、
ひとりぼっちではありません。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一
