お母さんたちへ
日々のご努力、お母さんたちの愛情と献身は、測り知れないほどの、大きな価値があります。
学習障害を抱えたお子さまについて
「どならない練習」のポイントをまとめました。
少しでも、ご参考になれば幸いです。
☆気持ちの受け止め方:
子供が何かをうまくできなかったとき、その背後にある気持ちや理由を理解しようとする姿勢が大切です。
「どうしてそうしたの?」よりも
「どうしたの?」と優しく声をかける。
☆代わりの行動を教える:
「ダメ!」よりも「こうしたらどうかな?」と具体的な代わりの行動を示す。
☆一緒にやってみる:
子供と一緒に行動することで、模範となりながらサポートします。
☆環境を整える:
子供にとっての最良の学びや生活の環境を作り出すことがカギ。
☆ほめることを忘れずに:
どんな小さな成果でも、その努力や成果を認めてあげることが大切です。
☆待つことの大切さ:
すぐに結果を求めず、子供のペースでの成長を信じて待つ。
☆落ち着いて対応:
感情が高ぶったときでも、一息ついて冷静な判断を。
☆聞く・考えさせる:
子供自身に考えてもらい、その意見を大切にする。
☆そして最後に、
お母さん自身の気持ちも大切に。
ご自分を過度に追い込むことなく、適切なサポートを求めることも大切です。
みんなそれぞれのペースで前進しています。
お母さんたちも、ご自分のペースで、お子さまと一緒に歩んでくださいね。

どならない練習を続けている中で、
「わかっているのに、ちょっと怒ってました…」
なかなか簡単に協力してくれるお母さんは少ないです。
大丈夫です。それは、愛情があるから。そして、
心からお子さまのことを考えている証拠ですから。
今回は、もう一歩進んだ関わり方のヒントをお届けします。
☆目を向けているところに向けて
うまくいかないことに目がいきがちですが、 「ちゃんと机に向かった」 「途中でほっと一息」「がんばろうとしていた」
このような「前向きな姿勢」を見つけて、まず言葉を伝えてみましょう。
☆ 「困った行動」ではなく、「助けを求めるサイン」として捉える
イライラしたり、言葉が荒くなったりするのは、子ども自身も苦しい状態にいるから。
この子を「どのように助けてあげようかな?」と考えてみましょう。
☆お母さん自身も「良くやってる」んです!!
「うまくいかなかったこと」ではなく、
・今日はちゃんと話聞いてもらえた・イライラしそうだったけど、深呼吸できた
・子どもが寝たあと、ぎゅっと抱きしめた
――これらは、ぜんぶ素晴らしいお母さんの行動です。
お母さんご自身を、ほめてあげてくださいね。
☆ 「ひとりじゃない」と感じられる時間を
誰かに話してもらうだけで、心がふっと軽くなることもあります。ご相談やおしゃべり、私どもお待ちしています。
お母さんが今日も、お子様のために頑張っていること。
どうかご自身の心も、大切にしてください。
一緒に、ゆっくりでも構わないので一緒に進みましょう。
私たちは、いつでもあなたの味方です。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一
