こんにちは。
スタディ・コーチング・ラボラトリーの
福田です。
お母さん、いつも
本当にありがとうございます。
家事に、
お子さまのサポートに、
そして
お仕事もこなされながら、
毎日頑張っていらっしゃる姿に、
心から敬意をお伝えしたいです。
お子さまたちに代わって、
まずは一言。
本当に、おつかれさまです。
さて、お子さまの成績が
思うように伸びないとき、
「どうにかこの壁を
乗り越えさせてあげたい」と、
心から願っておられることでしょう。
でも、
どこから、
どのように
取り組めば良いのか
分からない。そこで、
厳しくしてしまって、
ご自身を責めてしまうことも、
あるかも知れません。
「やらせなきゃ」
「なんとかさせなきゃ」と
焦る気持ちは、
すべてのお母さんにあります。
でもその焦りが、
お子さまの心に
プレッシャーを与え、
苦手意識を一層
強めてしまうこともあります。
そんなとき、私が
多くの生徒たちと向き合う中で、
特に効果を実感している
学習法があります。
それが、「音読」です。
音読と聞くと、
「小学生がやるものじゃないの?」と
思われる方もいらっしゃる
かもしれません。
けれど実は、
成績が伸び悩んでいる
中学生にこそ、
音読はとても
大きな力を
与えてくれるのです。
たとえば、文章を
声に出して読むことで、
その意味を深く
理解できるようになります。
国語に限らず、
数学の文章題や、
理科・社会の説明文を
読み解く際にも、
とても役立ちます。
さらに、
言葉のリズムや語感を
身につけることもできます。
これは日本語の
「感覚」を育てることにつながり、
読解力や作文力の向上にも
大きく関わってくるのです。
そしてもうひとつ。
音読をすることで、
子どもたちは
「自分は文章を読める」
「理解できる」
という感覚を育てます。
これは、
今まで何度も間違えて
自信をなくしていた子たちが、
もう一度「やってみよう」と
思えるきっかけです。
ある中学生の男の子は、
最初は声も小さく、
どこを読んでいるのか
分からないほどでした。
けれど、毎日5分ずつ
音読を続けていくうちに、
声がはっきりしてきて、
言葉の区切りも自然になり、
内容の理解力が
どんどん成長しました。
「この前のテスト、ちょっと
点数上がってん」
彼が笑顔で
そう教えてくれたとき、
音読の力をあらためて実感しました。
音読には、
記憶力を高める効果もあります。
声に出して読むことで、
目から入る情報と
耳から入る情報が重なり、
より深く
記憶に残るようになるのです。
また、
文章を集中して
読み続けることは、
集中力や持続力を鍛える
トレーニングにもなります。
もちろん、
すべてのお子さまに
音読が合うわけ
ではありません。
なかには
「手を動かすことで覚える子」や、
「視覚的なイメージで理解する子」もいます。
でも、そうした個性を理解したうえで、
お子さまにぴったりの
学習スタイルを
一緒に探していくこと。
それが、私たち
スタディ・コーチングの
最も大切な役割です。
お母さんが
「この子に合う方法は、きっとある」と
信じて関わるだけで、
お子さまは安心して
「わかる力」と
「やってみようとする力」を
伸ばしていきます。
ご自宅で、ぜひ一度、
声に出して読む時間を
お子さまと一緒に
過ごしてみてください。
最初はわずか
3行でも構いません。
お母さんが隣で
聞いてあげるだけで、
子どもたちの中には、
安心と喜びが育ちます。
「読めたね」
「声がはっきりしてたね」
そんな何気ない一言が、
子どもたちの心に
深く届くのです。
音読は、
テスト対策のため
だけではありません。
「わかる楽しさ」や
「伝える力」、
そして
「自己肯定感」までも
育ててくれます。
シンプルだけど
とても奥の深い
学習法なのです。
お子さまが
前を向くきっかけとして、
ぜひ
「音読」の力を
取り入れてみてください。
そして、何か少しでも
不安なこと、
聞いてみたいことがあれば、
いつでもご相談ください。
お母さんとお子さまが、
笑顔で安心して
学びに向き合えるよう、
私たちはいつも
そばでサポートしています。