お子さまの勉強のこと、
思春期特有の心の揺れ、
そして
友だちとの関係…。
日々の中で
お母さんが抱えるお悩みは、
どれも
決して小さなもの
ではありませんよね。
胸の奥で
気がかりを抱えながら、
「どうしたらいいのだろう」と
ため息をつく夜もあるでしょう。
でも、そのすべてを
一人で背負い込む必要は
ないのです。
特に気になるのは、
定期テストの結果。
点数が思うように伸びないと
「このままで大丈夫かしら」と
不安になる気持ち、
私もよくわかります。
けれども、どうか
忘れないでください。
テストの点数は
お子さまの成長の中での、
ほんのひとつの
通過点にすぎません。
その結果だけで
将来を予測できるもの
ではありません。
ましてや
お子さまの可能性を
示すもの
でもありません。
点数が思うように
いかないときも、
そこから学べることや
新しい芽は必ず
隠れています。
お母さんが心配になって
「どうだったの?」
「勉強は進んでいる?」と
声をかけても、
十分な返事が
返ってこないことも
多いと思います。
それは
どのご家庭でも
よくある光景です。
思春期の子どもは、
自分の中にある
モヤモヤを
うまく言葉にできません。
彼らは、まだ
自分の気持ちを上手に
整理できないのです。
無理に聞き出そうとすると、
かえってプレッシャーになり、
家庭での空気が
重くなってしまいます。
そんなとき大切なのは、
急いで答えを
求めないことです。
「ここなら安心して話せる」と
子どもが感じられる
空気を作ってあげること。
それだけで子どもは
少しずつ心を開き、
自分のペースで
話し始めます。
お母さんが
ただ静かにそばにいて、
「大丈夫だよ」と
見守っているだけでも、
お子さまにとっては
このうえなく安心です。
その安心感があるからこそ、
お子さまは、少しずつ
自分の言葉で
気持ちを表せるようになります。
お母さんの存在そのものが、
子どもにとって
心の「安全基地」なのです。
学習障害や発達特性を持つ
お子さまの場合、
お友だちと同じやり方では
学習が進みにくいものです。
けれども、それは決して
「勉強ができない」という
意味ではありません。
大切なのは、
お子さまに合った方法を
見つけてあげることです。
学び方がぴたりと合えば、
驚くほどの
集中力や意欲が湧き出し、
今まで見えなかった力が
花開くこともあります。
だからこそ、
スタディ・コーチング・ラボラトリーでは、
一人ひとりの学習スタイルを
尊重しながら
プログラムを考えます。
単に学習スキルを
強化するだけでなく、
自分で計画を立て、実行する
自己管理の力を育てることも
目標にしています。
その過程で生まれる
「できた!」という体験は、
子どもたちの心を強くし、
自信の土台を築きます。
どんなに優しいお母さんでも、
お子さまが前に
進めない様子を見ていると、
「どうしてできないの?」と
口にしてしまうものです。
後になって
「また言ってしまった…」
と反省する。
そんな経験は、
多くのお母さんに
共通することです。
その感情は
自然なものであり、
子どもを大切に思うからこそ
湧いてくるものなのです。
どうかご自身を
責めないでください。
「私も人間だから、そう
思ってしまうことがあって当然」
と受け止めることが大切。
必要に応じて、
専門家に相談したり、
信頼できる人に
話をすることです。
お母さんが少し楽になれば、
その余裕は
お子さまにとって
大きな安心となります。
どうか
「ひとりで抱え込まなくてもいいんだ」
と感じてください。
私たちは、
お子さまの成長を共に支え、
これからの計画を一緒に考える
仲間でありたいと思っています。
お母さんの温かなまなざしは、
子どもにとって
何よりの力です。
そのまなざしを
持ち続けるには、
お母さんご自身の
心に余裕が必要です。
だからこそ、
ご自身をいたわり、
笑顔でいることを
忘れないでください。
お母さんの穏やかな笑顔こそが、
子どもにとって
最高の安心なのです。
どうか一人で頑張りすぎず、
支えを借りながら一歩ずつ
進んでいきましょう。
私たちはいつも寄り添います。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一