狩野:
大阪府泉大津市で発達障害の方や、グレーゾーンの方たちを学習支援する個別指導塾、スタディ・コーチング・ラボラトリーを運営する福田代表にお話を伺います。
福田:
音読・速読を使った母子同伴型コーチングで、お子様はクラス委員に選ばれるほど明るく成長しました。その後、お母様から電話がかかってきました。
「遠くてもいいから先生のところに連れてって!」と、お子様が泣いてせがんでいるというのです。
そこで私は急いで、彼女が通う予定の中学校付近に物件を探して、当オフィスをオープンしました。
狩野:
たった一人の生徒のためにオフィスをつくったんですか! 生きづらさを抱える人に寄り添う、福田:代表の熱い思いが伝わってきます。
福田:
当オフィスでは不登校生だけでなく、特定の分野にスバ抜けて優れた生徒たちも学んでいます。一人ずつの個性に合わせて、可能性を育てます。例えば、昆虫が大好きな高校生なら、イギリスから英語の昆虫図鑑を取り寄せます。不登校だった彼も、この方法で中学3 年分の英語を1年でマスターしました。
狩野:
“好き”をきっかけにすれば、学力もぐんぐん伸びそうですね。
福田:
はい。彼は7 年間ひきこもりでしたが、近畿地方での難関私立大学「関関同立」に合格し、在籍していた夜間高校では100年目の快挙だと言われました。彼は現在、関西大学に通っています。
狩野:
まさに野球でいえば、逆転サヨナラ満塁ホームランですよ! すごい! 学びたいけれど、学び方がわからない人にとって、スタディ・コーチング・ラボラトリーは、ルーキー養成所のような存在です。固定観念にとらわれない自由な教え方に感銘します。
福田:
コーチングは、生徒たちが秘めている可能性を引き出して、暖かく育みます。成果は彼らの真剣な努力の賜物です。
狩野:
私も選手時代、コーチからたくさん褒めてもらった一方、正すべきところは厳しく指導していただきました。賞賛と助言、両方のバランスがサポートには大事だと思います。福田代表は、生徒さんの夢や目標を叶えるために、最高のサポートをしています。たくさん感謝されているでしょうね。今後も福田:メソッドで、困っている人々に寄り添い、一人ひとりの個性を引き出してあげてください。
