今日は国際中医師としてのコメントです。
ある方が、軽い動悸がするようになって病院で検査を受けたそうです。しかし心臓その他に問題はなく、ストレスではということで、心療内科へ行き、帰脾湯という漢方薬を出されました。
東洋医学でストレスとは、心に熱を持っている状態だと考えます。なので動悸や頭痛、不眠などが起こると考えるのです。
そして心の状態は、脾(東洋医学でいう消化器系)に影響すると考えます。
ストレスが続くと食欲が落ちたり、極度の緊張でお腹が痛くなったりしますよね。
彼女は免疫が下がり、疲れやすくかつ肩や背中が凝りやすくなっていました。
症状の強い時は、西洋の薬で症状を抑えますが、そこまでではない場合は、漢方薬を使うことが多いです。但し効果を期待することは難しいです。
なぜなら本当の漢方治療は、しっかり問診をし、舌診、脈診をして、その人だけのオーダーメードの薬で治療するものなので、万人向けに、動悸にはこの薬という出し方は、本来の漢方の良さを出すことができません。
そこは保険治療なので仕方ないことですね。
何よりストレスの原因というのは、本人がよくわかっていること。それを取り除く、もしくは軽減させる手段はすでに用意している。ただ、行動に移す勇気がない。
人にアドバイスを聞いているのは、単に自分の考えを検証して、背中を押してもらうのを待っているのかといつも思っています。
からだの不調は病のシグナルです。
悪化する前に、体力の余力があるうちに、自分で環境を変える勇気を出して欲しいと思います。