夏になると、家やオフィス、電車でエアコン・クーラーなどの冷房をつけるようになります。
ただ、電車やオフィスに冷房が入るようになると、冬場よりも冷えが深刻になると悩んでいる方も多いようです。
こうした症状に悩んでいる方は、「冷房病」かもしれません。
冷房病の症状・原因
冷房病とは、冷房の強い環境により、自律神経の機能が乱れる病気です。
冷房病の症状は、倦怠感・肩こり・頭痛・風邪といった症状があります。
冷房病の原因は、夏の温度差による自律神経の乱れが原因です。
夏は、皮膚の下の血管を拡張し、熱を逃がしやすい体になります。
冬は、皮膚の下の血管を収縮し、熱を逃がしにくい体になります。
このように、体は季節に応じて変化しています。
しかし、夏型の体で長時間冷房環境にいると、自律神経が血管を収縮させ、冬型の体に変えようとしてし
まいます。
そして、夏場その状態で外に出ると、夏型の体に戻そうとしてしまいます。
つまり、自律神経が混乱し、体温調節機能が乱れてしまうのです。
冷房病の対策
食事が熱の元となるので、三食きちんと摂る
肉や魚介類を多く取り入れ、総カロリー数の4割以上をタンパク質でとれば体温をアップさせることができるそうです。
熱のもととなる食事(特にたんぱく質)を摂るようにして、また定期的に運動をすることで筋力アップを
すると、熱が作られるようになります。
また、温かい飲み物で体を内側から温めましょう。
毎日5〜10分の定期的な運動
自律神経(特に交感神経)の働きをよくするためには、運動をするといいようです。
20〜30分ほどの運動(ウォーキングなど)をすると、交感神経の働きが上手になってくるようです。
交感神経の働きがよくなると、皮膚の血管を締めて、熱を逃がさなくなるようです。
座る姿勢を長時間することは、身体によくないといわれています。
定期的に椅子から立ち上がって身体のストレッチをしましょう。
また、こまめに動くようにするとよいでしょう。
