太平

狛江通りから慈恵医大第三病院の横を通り、小さな路地に入ると、ちょっとしたスナック街が広がり、その手前にこの店がありました。周囲の雰囲気もユニークで、知らなければなかなか足を運ぶことはないかもしれませんが、一度訪れればまさに楽園と化します。

700円とは思えないほどの充実した居酒屋ランチには驚きました。お任せ定食のみの提供で、おかず３品、具たくさんの盛り合わせ、味噌汁、大盛りご飯、漬物という贅沢な構成。しかも刺身もたっぷり。シンプルながら濃厚すぎず、手作り感があり、心地よい味付けでした。

定食は1〜6までありましたが、基本はホッケ、玉子焼き、あじフライ、豚肉白菜炒めの4つで、組み合わせを楽しむことができます。

ボリュームたっぷりで魅力的なホッケ塩焼きとあじフライ定食を選びました。あじフライは大きくて一枚分あり、ホッケ塩焼きも見た目に迫力がありました。

しかし、驚くべきことに提供時間が非常に早いです。注文してからわずか4分で運ばれてきました。作り立てではないかと思いましたが、ホッケはやや冷めていました。しかし、身はぎっしり詰まっており、塩加減も絶妙でした。あじフライも温かくありませんでしたが、身は柔らかく、衣もしっかりしており、庶民的な味わいがありました。キャベツの千切りにかかったドレッシングも素朴で良かったです。

ご飯は保温されていたようで、程よい温かさでした。全体的に、値段の割にボリュームがあり、味も悪くないので、満足でした。