ご縁を大切にし、100%+αの満足を感じて頂くことを目指します
私は大阪市の阿倍野区で生まれました。
当時住んでいた家は光の入らない、昼間でも電気を常につけていないと生活できないような風通しの悪い、
旗竿地に建つジメジメとした家でした。
私が中学生になったとき明るい家に引越しをしました。この時、家というものが子供ながらに凄いと思いました。
それは、ジメジメした風通しの悪い家と明るい風通しの良い家の違いです。
明るい家に引越しした事で、自分の毎日の気持ちの持ち方や家族の関係に大きな変化が起きました。
これだけ家というものは、人に影響を与えるのかと言う気持ちになった事を覚えています。
父は大工で、私は小学生の頃から、とても建築現場が好きでよく清掃等のお手伝いをしていました。
私の建築人生の始まりは、小学生に始まったとも言えるかもしれません。
その後、大学の建築学科を卒業し、ゼネコンに就職し現場監督として数年過ごしました。
そこでは今考えても、とてもハードな時間であり、建築を学ぶと言う時間でもありました。
物づくりの楽しさは年を重ねるごとに強くなってきました。そして桝田工務店に入社し平成14年には、
よりデザイン等にこだわり、家づくりにおいて幅広く提案していく為にコア建築デザイン事務所と言う
設計事務所も設立しました。
桝田工務店の創業者である私の父は、当時注文住宅と言うものはほとんどしておらず、不動産会社の下請けで建売を建てておりました。
私は物づくりをする者としては、その規格住宅を一生造って私の建築人生を
終えることになるのかと思うとすごく嫌になっていました。
そんな時、私の父が急死、それをきっかけに、これからは自分の好きな仕事である注文住宅だけをやっていこうと決めました。
ただ注文住宅とは一言で言っても、何の実績もない私にそんな注文の家を頼んでくる人もいませんでしたが
一つのご縁により一棟受注し、そこから完成の見学会を当時いた一人の社員と自分たちが手作りで作った手作りのチラシを
二人で仕事を終えてから夜中にポスティングをしたのです。
そこから何人かの人とご縁があり注文住宅工務店としてスタートしたのです。
自分の幼少の頃の気持ちを思い出し、共に楽しみながら最後には笑顔でお引渡しをし、一言「桝田工務店に頼んでよかった」と
言っていただく為に、お施主様にとって本当に価値のある家づくりをこれからも目指します。