腰痛は、原因がはっきりしている腰痛と、はっきり原因が特定できない腰痛の2種類に大きく分けられます。
原因が分かるのはヘルニアや、脊柱管狭窄症、圧迫骨折、骨粗しょう症などで約10%ほど。
あとの90%は病院でレントゲンで診てもわからない腰痛です。
長時間同じ姿勢でいる仕事、運動不足、肥満、冷え症など身体的影響、ストレス、不安、不眠など精神的影響、神経の障害などの影響が関係していることが考えられます。
これらの要因が複雑に合わさると、痛みが慢性化することもあります。
「慢性腰痛」の予防には、腰回りの筋肉を柔らかくしたり、体幹を鍛えることも有効です。
ただし、腰痛の症状によっては筋トレを行わないほうがいい場合もあるので、痛みが続く場合は一度、医療機関を受診することをおすすめします。
では、腹筋をしたらいいの?という話はよく聞く話ですが、実は腹筋は腰痛予防にはなりません😲
腹筋は体を曲げるという役割がある筋肉ですが、背骨を守っているものではありません。腹筋は鍛えるというよりもストレッチで柔らかくしておいた方がいいのです。
腹筋が硬くなって縮むと、肋骨と骨盤が近づいてしまい、体が前に倒れてしまいます。
そうすると後ろの背筋は逆に引っ張られ伸ばされるので硬くなります。これが腰痛の原因になってしまうのです。
じゃあ、腰痛予防・改善のために鍛えるべき筋肉とは?
✅腸腰筋…腰痛から骨盤を通り、大腿骨につく筋肉で、背骨・骨盤・股関節を支える体幹の筋肉です。
股関節を曲げる働きがあり、歩く、階段を上るなど、太ももを上げる動作で使われる筋肉です。この筋肉が縮み、硬くなると、腰痛やギックリ腰になりやすくなります。
✅腹横筋…おなかの一番奥にあり、腰椎と骨盤にくっついている筋肉で、コルセットのようにおなかの周りをグルッと巻くような形をしています。
そのため、ここが弱まると、腰椎や骨盤に余計な負荷がかかってしまい、くびれがなくなります。
※そのほか、お尻や太ももまわりの筋肉を柔軟に保つことも、腰痛対策には大事になってきます。
では、簡単にできる腰痛予防筋トレをご紹介👌
両手を思いっきり上に伸ばし、肋骨全部が上に引き上げられるイメージで背伸びをしてみましょう。