正しい検査を行い、お身体の状態を正確に評価・判断できるかどうかが、根本改善にかかせません‼
ホシノ式骨盤調整は骨盤にある仙腸関節に特化した施術法になります。腰・肩・膝・手・足などといった身体の不調だけでなく、自律神経の不調(頭痛、めまい、冷え性、だるさ、疲労感など)も仙腸関節の機能異常が原因となります。
この仙腸関節の機能異常(1㎜から2㎜程度の引っ掛かり)はレントゲンやMRIなどの画像診断では判断できません。徒手検査を行う事で鑑別は可能ですが、この検査にも大変な技術が必要となります。
この検査が正しく正確に行う事が出来ないと、例えば、「エベレストに地図を持たずに登り遭難する」のように治療も迷走することになります。客観的に施術前、施術後の変化に対し正しく評価する事ができず、「痛みが楽になった」「和らいだ」など、患者様の感想だけを基準に判断してしまうと、
・どこが悪くて今回の不調の原因になっていた?
・自分の今回の動かし方が、どこに効いていた??
・施術後の時間経過を経ても前回の施術の効果が残っているのか???
などが正確に判断できなければ、一人一人の患者様のお身体に合わせた施術を行う事はできません。正確な検査と評価をが出来ないまま行う治療では、本当の意味での根本施術を行う事は不可能です。
(※お身体の痛みなどの不調は、その時の体調や気分、疲労度やストレスなどによって日々感じ方が変化します。しかし、仙腸関節の動きは、ストレスや疲労度などの環境要因に左右されません。したがって、客観的、連続的に評価が可能となります。)
検査の結果と患者様のお身体は必ずリンクし、検査の結果が良ければ必ず予後良好、検査の結果がいまいちだと良い結果が出ません。いかに正しく検査を行う事が大切であり、施術を行っていく上での道しるべになり、検査なしでは施術を行う事はできません。
大切な骨盤検査についてご説明していきます。
この仙腸関節の状態を細かく検査する方法を今回はご紹介します。毎回施術前と施術後に私が行っている検査になります。
SLRテスト
仰向けで、膝関節伸展位で下肢を持ち上げ、その際の可動域・痛みの有無・可動時の抵抗感を調べます。仙腸関節に機能異常がある場合、左右どちらかに、可動域の制限・筋緊張による抵抗感・痛みが出ます。
股関節屈曲テスト
股関節周りの筋肉、靭帯など軟部組織の可動域と仙腸関節の前屈可動域のチェック
FBテスト
仙腸関節の前屈可動域をチェックします。股関節を90度屈曲・膝関節90度屈曲し外転・外旋を加えます
この際に、可動域の制限、痛み、抵抗感をチェックし左右を比較します。
FDテスト
仙腸関節の前屈可動域をチェックします。股関節を90度屈曲・膝関節90度屈曲し内転、内旋を加えます。この際に、可動域の制限、痛み、抵抗感をチェックし左右を比較します。
上記のテストを行う事で、仙腸関節の機能異常が左右どちらにあり、どのくらい仙腸関節の動きが悪くなっているのかを判断し、動きの悪い仙腸関節(患側)から施術を始め、患側で治療を終わらせ、検査の結果が患側が優位で終わらせることが、施術効果を最大減に発揮させ、良い状態を長持ちさせるためのホシノ式骨盤調整最大のポイントになります。
検査の患側と健側(悪くない仙腸関節)の判断が施術をするうえで重要になりますが、その正しい判断をするために、上記の検査を正確に行う必要があり、当院では、しっかり時間を取り検査を行わせて頂いております。
検査と施術を極めていくと、自律神経の不調も判断できるようになります。
特に左仙腸関節には副交感神経とのかかわりが強く、治療を重ねるなかで左側に偏った仙腸関節の不具合が長期間続く場合、自律神経の不調(副交感神経の不調)を判断が可能となります。
正しい施術を行うためには、検査➡施術➡検査➡評価 がとても大切な事と分かって頂けたと思います。
現在あなたが、お身体の不調で通院だったり、これから先に施術を受ける事がもしあった際、毎回丁寧な検査をしない施術で本当に正しくあなたのお身体が改善するのか?ちゃんと身体の事を分かっているのか??大切な自分のお身体を任せても良いのか???真剣に考える必要があるかもしれません。