ファンが多い廃盤モデルのお時計【ミルガウス】は、ロレックスの中でも異色の存在と言えます。
名前になっている【ミルガウス】の意味は、フランス語で【1000】を意味する【ミル】に磁束密度の単位【ガウス】が合わさったものになります。
どういう事かと言いますと、【ミルガウス】は【耐磁特化】のお時計という事です。
時計は【磁場】に弱く、磁気の影響を受けて時刻が狂う場合があります。
磁気を発する製品の近くに時計を置くと、内部のパーツが磁化して正常に動作できなくなる磁気帯びが発生してしまいます。最も影響されやすいのは、腕時計の精度です。内部のヒゲゼンマイが磁気帯びすると伸縮が乱れ、テンプが正確な時間を刻めなくなります。また、磁気を帯びた金属同士は引き寄せ合ったり離れたりするため、各種歯車の位置が狂うことでパーツの破損に繋がるケースも多いのです。
耐磁特化の【ミルガウス】はムーブメントをインナーケースで覆うことで耐磁性を実現し、【1000ガウス】という高い耐磁性能を持つ時計になりました。
【ミルガウス】はリリース当初は通常の時計として販売されていましたが、後から【プロフェッショナルモデル】に位置づけられた特殊な時計でもあります。
【ミルガウス】の様な耐磁特化の時計はどんな人たちの為に作られたかと言うと、発電所で働く技術者や、病院などのX線を扱う医師たちの為に作られました。
初代の【ミルガウス・Ref.6541】が登場したのは、1956年で、製造期間も短く流通量も少ないことから今では幻のコレクター時計です。この初代が【イナズマ針】で登場した事で【ミルガウス】と言えば【イナズマ針】を連想する方が多いです。
2023年に惜しまれながらも【廃盤】になってしまいましたが、誕生から2023年までにリリースされたのは三世代のみです。
第三世代では特徴でもあるグリーンのクリスタルガラスが採用され、ミルガウスだけで使われているクリスタルガラスという事もありファンが多い事でも知られています。
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