スポーツ外傷とスポーツ障害とは、どちらも運動をしている最中に発生するケガのことですが、発生の原因と経過が違います。
スポーツ外傷とは、運動中に突然発生した、捻挫や打ち身、骨折や脱臼などのことをいいます。この場合適切な処置を施すことで、改善が見込めます。
スポーツ障害とは、運動を繰り返すことにより徐々に痛みが現れる、野球肘や疲労骨折などのことをいいます。厄介なことにスポーツ外傷と違い、発生の初期には痛みもあまり強くないため、我慢しながらも運動を続けることが可能で、長期間運動を続けた結果、痛みが我慢できなくなる頃にはかなり酷い状態になり、改善にも時間がかかります。特に成長期のスポーツ選手の場合は、成長中の関節にストレスがかかり続けることで、成長に影響がある場合もあります。
スポーツ外傷・障害ともに早いうちに対処をすることで、短い期間で復帰をすることができます。
もし、運動中に痛みや違和感を感じた時は出来るだけ早いうちに専門家に相談し、適切な処置を施すことをお勧めします。