私たちが普通“肩関節周囲炎”と呼んでいる疾患は“五十肩”という俗称で広く一般に知られています。“五十肩”はその名の通り、50代をピークに発症し肩の痛みと運動障害を特徴とします。“五十肩”の原因と考えられるものに、肩の外傷や長年にわたる肩関節の酷使、加齢による肩の骨や筋肉の衰えに肩の血行障害があります。また最近では、内臓の異常も関係があると考えられています。
“五十肩”の症状は、急性期・慢性期・回復期の3つに分けることができます。急性期は痛みの激しい時期で、肩を動かした時の痛みと、夜間の痛みが特徴です。特に夜間の痛みは、腕の置き場に困るほど激しい痛みを訴えます。慢性期に移行すると肩の痛みは鎮静してきますが、代わりに肩関節の拘縮が起こり始め、腕が上がらなくなるなどの運動障害が現れるのが特徴です。回復期期に入ると痛みもなくなり、次第に肩関節も動くようになります。これが“五十肩”の一般的な経過ですが発症してから回復するまでにかかる時間は、自然に放置していた場合早くて1年、だいたい2~3年はかかるようです。
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滋賀県甲賀市水口町水口5743−3和VILLAGE2F