(1)地中海式の食事
以前から地中海式の食事は心血管疾患のリスク低下に関連することが証明されていましたが、認知機能の低下も防ぐことが確認され始めました。葉物野菜、全粒穀物、果実、魚、オリーブオイル、ナッツなどで構成される食事が認知力低下の予防だけでなく、高齢期の認知力改善にも役立つという報告が注目されています。
(2)趣味や知的好奇心を持つ
趣味に興じたり知的好奇心を持つことは、脳を刺激し神経ネットワークの構築や高次機能の維持に繋がります。
(3)瞑想をする
心を落ち着かせて瞑想にふけることにより、ストレスが解消されます。ストレスは海馬の神経が新生することを阻み、萎縮を進めます。
(4)身なりを整える
服装に気を遣い、身なりがきちんとしている人ほど、脳画像を見ると萎縮が少なく老化が進んでいないということを報告した研究者もいます。身なりと脳神経の構造に関連性があるのは示唆的なことですね。
(5)芳香を積極的に求める
良い香りをかぐことは脳全体に休息を与えるだけでなく海馬のコンディションを整えることもわかってきました。
(6)創造的な作業をする
料理、作曲、絵画や旅行の計画などの創造的な作業に取り組むことは、脳の広い範囲が刺激されるだけはなく脳全体の調和にも役立つ点で脳の健康に極めて有効と考えられています。
老化による脳機能の低下を防ぎ、脳を活性化させるためには、これらの日常生活の改善に勝るものはありません。完成の目途が立っていない有効な新薬の登場を待って、何もせずにただ認知症が進行していくのを看過するのではなく、積極的に脳のアンチエイジングに取り組みましょう。
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