(1)心臓を強化する
心臓病の発生リスクを下げることほど脳機能の保持に役立つものはありません。すなわち、至適血圧(臓器が障害を起こさないための理想の血圧)を維持し、血中コレステロールや中性脂肪を適正に保ち、肥満を解消して、糖尿病にならないことが大切です。
(2)有酸素運動に励む
運動は認知機能が低下するリスクを減らすだけでなく、認知機能の低下をも改善します。加齢により著しく萎縮する記憶中枢(海馬)が、有酸素運動によって歳をとっても成長して肥大することが報告されています。
(3)新しいことを学ぶ
手紙を書いたり読書をしたりなど人生を通じて知的作業を継続すると、老年期の認知力の改善につながることが脳の解剖学的検査でわかってきました。
(4)社交的な生活をする
社交に富む生活は認知機能の改善に大きく寄与します。孤独は認知機能を低下させます。
(5)うつ病を管理する
中年期はうつ病を最も多く発症する時期です。うつは認知機能低下のリスクを2倍に増やします。しかし、うつが認知機能低下の原因、結果のどちらなのかはよくわかっていません。
(6)良質の睡眠を確保する
複数の研究により、睡眠不足が認知機能低下やアルツハイマー病の発症に関係していることがわかっています。良質の睡眠を確保するとこれらの発症リスクが減少します。
新薬登場を待つ前に脳の活性化に努めよう
上記を習慣にすることで脳の老化を防いでいきましょう。そして、できれば脳の活性化や認知機能の改善にも取り組んでいきたいところです。
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