自ら問題を作り出し解決する手法
商品やサービスの販売事業者が自ら問題を作り出し、その問題を解決させるために商品やサービスを紹介して利益を得る手法が『マッチポンプ商法』です。ビジネスではタブーとされているものの、昔からさまざまな業界で行われています。
商品の宣伝であることを隠し、有名人に商品のレビューを依頼して収益につなげる『ステルスマーケティング』もマッチポンプ商法の一つです。
ステルスマーケティングには、レビューサイトの口コミを偽装する手法や、サクラで店に行列を作る手法も含まれます。
マッチポンプ商法の具体例は?
具体例には、害虫駆除業者が訪問し、住宅に害虫がいると偽って商品やサービスを売る手法があります。実際に業者が害虫を仕込む例もあるのです。
マッチポンプ商法は営業テクニックにも用いられます。相手を不安にさせる問題提起を行い、解決策として商品やサービスを紹介する手法です。
株の世界では、未公開株の投資勧誘にマッチポンプ商法を使うケースがあります。投資初心者を対象にした、自作自演の詐欺手法です。
マッチポンプ商法の危険性
マッチポンプ商法は、事業者にとってリスクのある販売方法です。悪質な仕組みが明らかになると社会の信頼を失いかねず、場合によっては詐欺罪に問われる恐れがあります。
消費者側も十分に気を付けることが大事です。不必要な商品を購入させられたり、適正価格以上の費用がかかったりする危険性があります。
買いたいと感じた商品に対して、購買意欲がわくまでのプロセスをもう一度見直してみましょう。悪質なケースでは、警察や消費者センターに相談することで解決につながりやすくなります。
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滋賀県甲賀市水口町水口5743−3和VILLAGE2F