東洋医学には「扶正祛邪」(ふせいきょじゃ)という考え方があります。
扶正祛邪とは、「正気」、すなわち、自分の生命エネルギーを養って強くすることで、「邪気」、すなわち、病気の原因となる悪いエネルギーを追い払うという意味です。(強いバリアを纏うイメージ)現代医学的に言うと、「抵抗力や免疫力を高めて、ウイルスによる感染から身を守る」ということです。灸には正気を高める効果に優れているとされてきたことから、日本では、昔から家庭の養生法として盛んに行われてきました。現代では、「お年寄りがやる古臭いもの」というイメージがありますが、現在のような状況においては、積極的に活用していくべきものだと考えられます。お灸の利点は、何と言っても、家庭で手軽に行うことができて費用も安価であるということです。また、お灸は医療器具ではなく、雑貨扱いであるため、ドラッグストアなどで容易に入手できます。お灸は、他人に対して行う場合には、きゅう師免許という国家資格が必要となりますが、セルフケアとして行うことに限っては資格も不要で、手足やお腹などのツボであれば、自分で手軽にお灸をすることができます。市販のお灸を利用して、「足三里」「三陰交」「太渓」、お腹にある「中脘」「気海」「関元」に、毎日か一日置きにお灸をしてみてください。毎日行う場合には、3つくらいのツボを選んで順繰りに行うと良いでしょう。
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滋賀県甲賀市水口町水口5743−3和VILLAGE2F