お灸を簡単に説明すると、「モグサを皮膚上で燃やし、それによって小火傷による炎症を起こします。炎症により白血球等が増加させることで生体防御を高める」というものです。小火傷は手足などの局所で起こしても、体全体の免疫力の向上につながります。施灸後は白血球が増加し、マクロファージ細胞が巨大化します。これは体内に入った細菌捕食効果が強化されることを意味しています。「局所を犠牲にして、全身を守る」という免疫学的な含みを持つ重要なシステムなのです。
昔は「峰の灸」と言って、お寺などで行われていました。医者が少なく、薬代や診療代が高いなどの理由から未然に病を防ぐように工夫を凝らしたようです。お寺でお灸を行い、病気にならない強い体をつくっていたのです。現在は小火傷の跡が残るので行う方は少なくなりました。ですが今回の新型コロナウィルスをきっかけに見直されてもいいのではないかと思うようになりました。もちろん食事睡眠などの生活を整えたうえで行わなければ効果はありません。免疫力を上げる方法の一つとして紹介させていただきました。早く感染が終息することを祈っています。
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滋賀県甲賀市水口町水口5743−3和VILLAGE2F