①まず清潔であること、衛生的であることが第一です。使った針などを消毒もしないで、すぐほかの患者に使ったりしないかどうか、その気になって観察すればすぐわかるものです。(最近は滅菌済みの使い捨ての針を使用している所もあります)
②患者に対して、納得のいくような病気の説明ができるかどうか。これによって鍼灸師の知識や経験の程度を、はかり知ることができます。
③初診の時に、患者の話を詳しく聞き、治療前に充分な診察をするかどうか。そして、その結果をカルテにきちんと記載しているかどうか。
カルテをつけない鍼灸師などは論外です。
④「どんな病気でも絶対に治る」などという鍼灸師は、敬遠しておいた方が安全です。病人は、ややもするとこのような言葉にひきずられやすい傾向があります。世の中に「何でも絶対に治る」治療法などありません。
以上の点に留意したうえで、信頼のおける鍼灸師であると判断できたら、今度は相手を信頼し、指示された通りに通院し、治療を受けることです。
治療前後の心得
アルコールを飲んだ時や、入浴の前後は避けておく方が安全です。入浴は前後1時間くらいの間隔をあければ充分です。
鍼灸治療のあと、身体がだるくなったり、まれには微熱の出る場合もありますが、たいていの場合は心配なく、慣れるに従ってそのような症状は消えていきます。しかし、あまり症状の強い時は、治療した鍼灸師にその旨を告げなければなりません。
治療の間隔と日数
治療の間隔は、一般的にいって治療開始時は、毎日もしくは隔日に行うほうが効果が早く現れます。しかし慢性の疾患で、症状が軽くなったあとは、週に二回くらいの間隔で治療を継続します。
治療日数は、病気の種類や重さ、軽さによって一概に述べることは困難です。だいたいの目安としては、慢性で数ヶ月または数年にわたっているものは長くかかり、急性で初期の病気ほど治療期間は短くてすみます。
しかしこれも一般論であって、個々の病気によって色々な条件の違いがあるので、前もって、治療する鍼灸師に尋ねておくほうが確実です。
病気を治すには、やはり、充分な治療回数や日数が必要です。途中でやめたり、間隔をあけすぎたりすると、思うような治療効果が期待できません。
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