15歳以上の日本人のうち3人に1人は頭痛もちと言われています。ひどくなると生活に支障をきたす場合や病気が原因で起こることもあるので安易に『ただの頭痛だから』と思われるのは危険です。
頭痛といっても、その原因は様々で、それにより対処法や予防法は大きく異なりますので要注意です!
今回は『偏頭痛』と『緊張型頭痛』2つの原因・症状・対処法を解説したいと思います。
1.偏頭痛
何らかの原因で脳の血管が急激に拡張(広がる)して起きるのが偏頭痛です。
脳の血管が拡張することで周囲の三叉神経を刺激し、炎症物質が更に血管を拡張させ偏頭痛が起こります。心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに偏頭痛が起こりやすくなります。そのほか、寝すぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、疲労、空腹(息子がよくなります笑)、疲労、光や音の強い刺激なども偏頭痛の誘因とされています。
症状
偏頭痛の特徴は身体を動かして頭の位置を変えると痛みが増幅し、吐き気や嘔吐などの症状があり光、音、におい、気圧や温度の変化に対し敏感になることも特徴です。偏頭痛が起こる直前には肩こりが出ることもあり、こめかみから目のあたりがズキズキと心拍に合わせるように痛みます。
予防と対処法
(頭痛日と環境のチェック)
例えば、人混みや睡眠不足などどのような環境が重なった時に起きるかを記憶することで原因となる環境を特定しそうした環境を避けるようにする。
(寝だめをを避ける)
寝不足、寝すぎ、疲労、空腹など身体のストレスは偏頭痛の引き金になるので避けましょう。特に寝だめや二度寝は、空腹と寝すぎが重なり偏頭痛を重くするので要注意です!!
(誘発食品を控える)
チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルトなど誘発すると言われる食品の食べ過ぎには注意しましょう。
対処法
(温めず冷やすべし)
冷たいタオルなどで痛む部位に当てると血管が収縮して痛みの軽減になります。一方、入浴などは血管を拡張させるので要注意!
(身体を休める)
頭痛の最中に身体を動かすと痛みが増してしまうので、できるだけ静かな暗い場所で横になって休みましょう。
(カフェイン適量)
カフェインを摂ることで血管が収縮する作用があり早期に飲むと軽減します。
連日の過剰摂取は逆に誘発してしまうので注意しましょう!
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