口コミ

我ら庶民の食堂！ちゃんぽんを食すべし

5.00

投稿日: 2012/08/22

予算: ￥500

唐津のあるラーメン店にお邪魔したとき、福岡に戻る道筋にこの、何とも昭和を感じさせるノスタルジックな店名に足を止めてしまいました。
店名が何と「ありがたや食堂」ですよ。
昭和４０年代後半によく見たテレビドラマの「さわやかに〜恋をして〜♪さわやかに傷ついて〜爽やかに泣こう♪」という歌詞を思い出してしまいそうな店名です。
お店の外観は平成時代に入って改装されたようですが、メニューは昭和４０年代そのままです。
壁に貼り出された品書きを見上げると、「麺の部」、「飯の部」に分けられているのに気づきます。
「今日は麺の部のチャンポンにすっか！それとも飯の部のオムライスか〜！」ってな感じですか。
品書きをよく見てみると、チャンポン、ラーメン以外は「うどん」ですよ。もちろん、焼きそばや皿うどんもあるけど、麺の部を制しているのはうどんちゃんです。
一方、飯の部を見てみると、カレー、オムライス、中華丼、焼飯など和、洋、中、印？など雑多。
うんうん〜！昭和時代の大衆食堂。たしかデパート屋上のレストランでもこのようなメニューがあったような。

さて、ありがたや食堂で、一番出ているのは何かというと、お店の人にも、常連らしきお客さんに聞いても答えは皆さん「チャンポン」でした。
私もこうした懐かしげな食堂のチャンポンに魅入られてしまい、ラーメンを食べた直後でしたが、ついうっかりチャンポンをオーダーしてしまいました。
でも、これが大正解だったのです。
野菜と肉がたっぷりと載ったチャンポンは、焼けた脂の香ばしさと歯ごたえある野菜、ぷりぷり感たっぷりの麺が希少な黄金比率を生み出しており、箸で麺を持ち上げたとき、湯気とともに湧き上がってくる香ばしい脂の香りはなんとも言えません。
昔、幼少時に母と一緒に行った後藤寺駅前の食堂で食べた懐かしいチャンポンの味でした。
応対してくれた女性店員さんは、私の胸元にも届かないほどの、小柄な可愛い女性です。
愛嬌たっぷりのこの店員さんも魅力ですが、このお店のカレーや中華丼も気になるところです。
みなさん、どうでしょうか。懐かしい昭和を感じるために、ありがた屋食堂でお昼ご飯などいかがです？