2024年の法医解剖を受けた52人から採取した脳、腎臓、肝臓の組織を調べた研究で、脳には、8年前よりも50%多くのプラスチック小片(マイクロプラスチックやナノプラスチックの両方をあわせて「MNP」と呼ぶ)が含まれていることが明らかになったそうです(脳は腎臓や肝臓よりも7~30倍多く含まれていた)。
ニューメキシコ大学アルバカーキ校の薬学教授マシュー・カンペン氏は「今日の私たちの脳の99.5%は脳で、残りはプラスチックであるということだ」と指摘。これは標準的なプラスチックスプーン1本分に相当するそうです。
生前に認知症と診断されていた12人の脳には、健康な脳に比べて3~5倍のMNPを発見したそうだ。
さらに、血流から脳内に入るものを制限するフィルターである血液脳関門をMNPは通過できることを示す証拠が発見されている。
また、MNPは空気中に浮遊しているので、1週間にクレジットカード1枚分(約5g)を体内に取り込んでしまっていると言われています。
プラスチックを減らすことは当たり前ですが、取り込まないようにすること、取り込んでしまったMNPをどのように体外に排出していくか・・・
一緒に考えましょう!
