夏の稲科もそうですが、秋の花粉の原因は基本的に草花です。高所には生えていませんし、スギほど密集・群生していないので、風で遠くから飛んでくるという事は少なく、基本的に都市部にいる限り直接影響はないかもしれません。
都市部でも秋の時期にアレルギーがひどくなるという人は、ブタ草などの秋の花粉よりも、むしろその夏に増えたダニの死骸や、秋のスギ花粉などの原因が多いとも考えられます。
また、自動車などの排気ガスと花粉等が混じって、より症状を悪化させているということも考えられます。都市部では花粉以外にも原因となるアレルゲンが多くあるため、一年を通して注意が必要です。
それから、花粉症との関係性が指摘されているものに、口腔アレルギー症候群があります。
この口腔アレルギー症候群は、特定の果物・野菜などを食べることによって起こるアレルギー反応で、口腔内の痒み、腫れ、じんましん、吐き気、腹痛や下痢、 ひどい場合は急性アレルギー反応を起こし命に関わる場合もあります。
特定の果物・野菜とは、キウイ、メロン、スイカ、リンゴ、パイナップルなど色々な果物、野菜などが当てはまります。
なぜ発病するかというと、花粉の抗原性と特定の果物・野菜などの抗原性、それぞれが性質的に似ていて体が錯覚し、食べた時に口腔粘膜でのアレルギー反応が起こるんです。
花粉症の人が全員発症するわけではないですが、食物アレルギーを持っている人は、花粉症との関係性を疑ってみることも大事です。
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