まずは、一般的な検査から。
(理学的徒手検査)
ジャクソンテスト、スパーリングテスト
これは、首の骨の神経の出口を狭めるテストです。神経根症などで陽性となります。結果は陽性で、テストを行うと痺れが再現されました。
モーレーテスト
首にある斜角筋と言う筋肉を圧迫するテストです。胸郭出口症候群のテストの1つです。前斜角筋と中斜角筋の間で首から腕に行く神経の束である腕神経叢が絞扼を受けていると陽性になります。結果は陽性。
拳上負荷テスト
手を挙げてグーパーさせるテストです。これも胸郭出口症候群のテストの1つです。 血管などに絞扼があると痺れが増します。結果は陰性。
アレン・アドソン・ライトテスト
橈骨動脈の拍動を診るテストです。テストで陽性になれば、鎖骨下動脈の絞扼が斜角筋・鎖骨下筋・小胸筋のいずれかにあるという事です。胸郭出口症候群のテストですが、ロアン鍼灸整骨院では、胸部から頚部での膜の付着部での固着による、血管の圧迫を調べるために行う事があります。ちなみに、ライトテストで陽性では、鎖骨下動脈の分岐である椎骨動脈の血行状態が悪くなっている可能性があり、運動を司る小脳などにも影響が出ている場合があります。 結果はライトテスト陽性
筋力検査・腱反射・知覚検査
筋力は正常 腱反射は三頭筋反射が若干の減弱 知覚はC7領域に異常あり
(オステオパシー的評価)
第6第7の首の骨に制限
第4第5の胸の骨に制限
硬膜に強いテンション
心膜背面に制限
肝臓の左三角間膜に制限
骨盤の仙腸関節に制限
斜角筋にテンション
腕神経叢にテンション
胸膜の堤靭帯にテンション
上腕動脈にテンション
続きは次回。
中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長