しょうわらーめん

昭和らーめん

3.39
口コミ
1件
写真
5件
本日の営業状況
11:00〜21:00

営業時間

本日の営業状況
11:00〜21:00
11:00~21:00
営業時間補足
11:00〜20:00
定休日補足
第1、2、4、5月曜日 第3日曜日

口コミ

ラーメンの原点を見た

5.00
投稿日
予算
¥500

県道35号をトリアス久山から古賀方向に進むと左手に黄色い建物に昭和と大きく書かれた文字が目に飛び込んできます。
先日、筑豊地区からの帰り道、ちょっと腹減ったなあと思い立ち寄ってみました。
午後4時半という中途半端な時間でしたので、先客は一人だけ。
昭和という、今や古臭くなってしまった店名に老獪の店主を想像していましたが、カウンターの奥に立つのは推定年齢30歳代のイケメン兄さんでした。
まずはラーメンを注文。麺の硬さを尋ねられたので硬めに茹でてもらうことに。
店内は整頓され、壁には商品写真が掲示されていました。
3分も待たずにラーメン完成。
具はチャーシュー2枚に青ネギ、海苔といたってシンプル。
麺は中細のストレート麺、スープを啜ってみると結構深みがある。
海苔が載っていることから久留米系と察してそう尋ねてみると「博多ですよ」とのこと。しかし長浜系でも赤のれん系でもない。スープの仕上がり具合といい、麺や具といい、どう見ても久留米なんです。
詳しく話を聞くと長浜ラーメンの原点に迫るお話が聞けました。
「昭和」の店主は、福岡市中央区築港にある八千代ラーメンの8代目店主だったそうです。
その八千代ラーメンとは、昭和27年に創業した八千代食堂から発展したもので、当時のラーメンの味をそのまま残しているらしいのですが、ここで博多ラーメンの発祥を調べてみました。
諸説ありますが、博多ラーメンとは「赤のれん」や「博龍軒」のように平打麺に茶褐色に近い豚骨スープのラーメンを言い、今の長浜系トンコツラーメンとは異なります。
この赤のれんラーメンの誕生が昭和21年。
一方、久留米ラーメンは「南京千両」の創業後、昭和22年に「三九」の店主が豚骨スープを煮立たせてしまい、その失敗の副産物として白濁スープが生まれたのだと言われています。
この久留米ラーメンが炭鉱景気とともに各地方に分散し、佐賀、熊本、大分、北九州にその味の影響を残しています。
福岡には先述した博多ラーメンがあったのですが、久留米ラーメンの影響を受けて誕生したのが長浜ラーメンです。
純粋な久留米ラーメンとの違いは麺の細さです。
長浜市場は、昭和30年に築港本町から現在の中央区長浜に移設されていますが、一般に長浜ラーメンの極細麺は、市場で働く関係者に競りの合間に短時間で提供できるように工夫されて麺が細くなったのだと言われています。
長浜ラーメンの麺が細くなったのが昭和30年代初頭とすると、昭和27年創業の八千代食堂で作られていたラーメンは、まだ久留米ラーメンの特徴が色濃く残されていたとしても不思議ではありません。
博多に遺る久留米ラーメン。
その当時の味がここ「昭和」で味わえるのです。
店名の「昭和」も、八千代食堂創業時の初心を大切にしたいと思う若い店主の思い入れから名付けられたものです。
1杯500円のラーメン以外にも、みそラーメンがあるのは、八千代ラーメンから派生した博多ダーメンの影響なのでしょう。
ぜひ足を運び、昭和の味を堪能して欲しいと思います。

21

写真

概要

店舗名

しょうわらーめん

昭和らーめん

ジャンル

電話番号

住所

福岡県糟屋郡久山町山田1702-18

アクセス

最寄駅
バス停
  • 下山田から160m (徒歩2分)

営業時間

営業時間/定休日
  • 定休日
    • 11:00~21:00
    • 11:00~21:00
    • 11:00~21:00
    • 11:00~21:00
    • 11:00~21:00
    • 11:00~21:00
    • 11:00~21:00
営業時間補足
11:00〜20:00
定休日補足
第1、2、4、5月曜日 第3日曜日
公開日
最終更新日

店舗・施設の情報編集で最大95ポイントGET