口コミ
日本酒でヒットする店です。ただ日本酒は多くなく、お盆に料理が配膳される、座布団に座る店で、すごく昭和を感じる店。楽しんで人に紹介したくなる店です。
ランチで何度か利用しました。
風情ある趣で、古民家に遊びに来た気分です。身体に良い和食をいただきます。リラックスしすぎて、午後の仕事をサボりたくなってしまいます。
真夏はお店の中が少し暑いので、それ以外の時期が良いかな。
東西線神楽坂駅から歩いてすぐのところにあるこちらの和食料理店「カド」さん。
神楽坂は高級な雰囲気のお店が多くて、町も風情があって、すごくすてきなところです。
東京のなかでも好きな場所のひとつなんですが、牛込神楽坂へ仕事で行った帰りに神楽坂方面へ歩いていた時にこちらのお店を見つけました。
お座敷もあって、宴会もできるお店なのですが、こちらのお店には、今となっては珍しい土間があって、土間のスペースが立ち飲みスペースになっていました。
昔懐かしい土間。平成生まれの若者は知らない人も多いはず。でもそれがかえって、ウケているのでしょう。
私たち世代は、ほっとするいい感じの雰囲気です。この土間のスペースで日本酒をいただくと雰囲気もプラスされて、一層おいしく感じました。
お料理はちょっとしたおつまみと言った感じのカニ味噌とか牛すじ煮込みなどでしたが、どれもおいしかったです。なかでもおいしかったのは、長いもの酢醤油です。
古い日本家屋を改装して飲食店にする光景は、京都やこの神楽坂によく見かけること。
築70年近い古民家を改装した座敷でいただくコース料理主体の日本料理店に、
意外や意外、入り口の一角に立ち呑みスペースが設けてあるのです。
落としめの照明で、シックな空間は、タタミ6畳ほどの広さの土間。
壁には、古い木材で作ったあたたみのある細いカウンター。
立ち呑みが基本と聞いていたのに、訪れた日は、なぜか椅子が7コありました。
窓側のカウンターには、自由に読めるちょっと古い文庫本が揃っています。
ツマミメニューが壁にチョークで描かれてあるのが面白い。
ビール、焼酎、日本酒、グラスワインなど酒の種類はあるのに、
ツマミは、ホントの酒のつまみらしいツマミのみ、豪華な凝った料理はありません。
正面の窓口に、料理や酒を注文し、その場で会計。
注文品が出来上がったら、自分の席まで持っていき、空いた皿も各々かたずけるセルフ。
頂いたには、生ビールを2杯(400円×2)
福井県の郷土料理である鯖を使ったへしこ寿司(1つ250円)
薄切りの肉を丸く巻いて揚げた串カツ(2本350円)
岩手県の地酒、南部美人(グラス一杯・千円)
しょっぱさよりも甘い、冷酒にピッタリな最高に美味い!鯛の酒盗(450円)
日によっての仕込み具合で、無いメニューもあり、雑誌で見たポテサラが無かったのが残念!
窓口の内側では、お揃いのTシャツを着た若い人たち5、6人が、
お座敷コース料理の仕込みを和気あいあいとしていました。その合間に立ち飲みの対応をしている状況。
扇風機しかない土間で、たまにうちわを扇ぎながら、金子信雄さんの本を片手に、
冷酒を飲んでとても落ち着いたなんて有意義な時間でしょう・・・
お座敷料理の予定がなくても、この素晴らしい古い日本家屋の中で呑めるだけで満喫できました。
立ち呑みは、コース料理をあじわってもらうためのアンテナの役目で設けたのかもしれませんね。