仙郷樓 奥の樹々

四季それぞれに味わいのある箱根
宿泊施設もそれぞれが創意工夫を凝らし
さすが日本の温泉地、観光地という様相をみせていますね

ここにはかなり昔、宿泊したのですが
いわゆるホテル形式が好きでないので
どっしりした作りの日本旅館で選んだら、ここがヒット？！

贅沢な別館などではありませんでしたが
スタンダードタイプでも
客室bの窓を開放すると、箱根の大自然が
空も風も空気も音（小鳥の声など）も
贅沢に堪能できましたっけ

いまは知りませんが当時は食事も部屋まで運んでくれたので
わざわざ食堂へ出かけて
見ず知らずの人たちとわさわさ食べる必要もなく
ゆったりと、自分たちだけの時間を楽しめました

当然
客室係の女性の心配りもかゆいところへ手が届くの喩え通り
実に気分が良かったのを覚えています

食事も、まあ、どこの旅館でもそうですけど
とても食べきれないほどの量が
彩りも豊かに食卓に並ぶと、困ったことにやはり
全部に手を出したくなったものです

食事の前の夕暮れ時
深山幽谷の箱根にいながら
さらに奥行きの深いわざとらしさや衒いのない
庭園を散歩できるのも申し分ない旅館でした